なあむ

やどかり和尚の考えたこと

三ちゃんのサンデーサンサンラジオ23

2015年09月21日 05時50分33秒 | サンサンラジオ
♪三ちゃんのサンデーサンサンラジオ!

今週も始まりました三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。
お相手は、三ちゃんこと三部和尚です。

今日のお話は、山と海の交流についてです。

昨日、気仙沼の前浜地区のみなさん20人が最上町にいらっしゃいました。
もう何度目のことになるでしょうか。

今回の目的は椿の植樹です。
震災後、最上町と前浜地区は炊き出しや温泉リフレッシュプランなどでつながりをもってきました。
その中で、前浜マリンセンターという集会所を建設する際に、友好の印として最上町の木を建材として提供してもらえないかという申し入れがあり、槐(エンジュ)と杉の大木を贈り大黒柱となりました。
今回はそのお返しとして、気仙沼の椿を記念植樹に来たというわけです。
槐を贈った黒沢地区と杉を贈った大場さん、それに仲を取り持ったということで松林寺にも植えてくれました。

最上町黒沢地区と前浜地区は、震災以降地域ぐるみでの交流を続けてきました。
炊き出しに始まり、集会所建設に関わる行事、祭りなどなど、行政でもなく個人でもなく、集落ぐるみの交流がこれほど長く強く続いた例は、この震災支援の中でもまずないのではないかと思います。
今回の植樹によって、そのつながりは益々根を張って大きくなっていくことでしょう。

この二つの地区がなぜここまで交流が濃くなったか、それは伝統芸能にあると思います。
前浜地区には「大漁唄い込み」が、黒沢地区には「餅つき唄」があります。
前浜地区の皆さんが、温泉プランで赤倉温泉にいらした縁で、震災後初めての唄い込みの公演が最上町で催されました。
それはそれは、すごい盛り上がりで、大打撃を受けた前浜の皆さんが元気を取り戻すきっかけとなりました。
その時に最上町の歓迎として披露されたのが餅つき唄でした。
伝統芸能がある地区はいざというときに強いと思います。地域が一つになるきっかけになります。
大漁と豊作の喜びを共有し、これからも海と山の交流を続けていただきたいと願います。


コマーシャル

最上町瀬見温泉 「ゆめみの宿 観松館」

言葉では表現しきれない
「いなかで過ごす素敵な休日」を体感できる温泉宿。

露天風呂付、マッサージチェア付、堀ごたつ付などバラエティーに富んだお部屋タイプ。
お料理は山形県の名工として表彰された調理長が趣向を凝らす、地元のお米・お味噌・お醤油など
すべての食材にこだわり抜いた創作和食。
湯けむりの向こうからは、小国川のさらさらという川のせせらぎが聞こえてきます。

今週はここまで、来週もお立ち寄りください。