本日は日本フィルの定期演奏会。大友直人指揮でヴォーン・ウィリアムズの交響曲第2番<ロンドン交響曲>、エルガーのチェロ協奏曲と行進曲<威風堂々>というプログラム。チェロのソリストは菊池知也。ロンドン交響曲は初めて聴く曲。チェロ協奏曲も聴いたことはあると思うが記憶には無い曲。
ロンドン交響曲、妻は「暗い曲」との評だが、そのとおりだ。解説を読むと作曲の時期も背景も、第一次世界大戦勃発直前の暗い時代のロンドンという都市の様相が色濃く反映しているようだ。ロンドンという街の雑踏と喧騒、失業者の群れ、それらを覆う深い霧。
しかし印象にのこるメロディーはなかった。シベリウスのようにメロディーが闇のそこから浮き上がるようにして浮き上がりきらずに繰り返されるのではなく、強奏もありながら静かにまたしずんでゆく印象である。繰り返し聞きたくなるという曲でも、口ずさんでみる曲でもないが印象に残る曲であった。
ロンドン交響曲、妻は「暗い曲」との評だが、そのとおりだ。解説を読むと作曲の時期も背景も、第一次世界大戦勃発直前の暗い時代のロンドンという都市の様相が色濃く反映しているようだ。ロンドンという街の雑踏と喧騒、失業者の群れ、それらを覆う深い霧。
しかし印象にのこるメロディーはなかった。シベリウスのようにメロディーが闇のそこから浮き上がるようにして浮き上がりきらずに繰り返されるのではなく、強奏もありながら静かにまたしずんでゆく印象である。繰り返し聞きたくなるという曲でも、口ずさんでみる曲でもないが印象に残る曲であった。