「行人」(夏目漱石、岩波文庫)
「海の古代史(東アジア地中海考)」(千田稔編著、角川選書)
・東アジア世界が初めてわかり合える共通の文化を持ち始めたのは、鉄器の使用以後といってもいいのではないだろうか。中国の文献に朝鮮半島や日本のことが登場するようになるのは、それぞれが鉄器文化に入ってからであるということは、それを象徴しているようだ。
・都市の出現をもって文明の成立といわれることがあるが、都市という外観だけ見て文明の真意を読み取ることはむずかしいはずである。都市というものを成立させ、都市のシステムが維持できる普遍的思想が語られてそこに初めて文明の素顔を見ることができる。
「海の古代史(東アジア地中海考)」(千田稔編著、角川選書)
・東アジア世界が初めてわかり合える共通の文化を持ち始めたのは、鉄器の使用以後といってもいいのではないだろうか。中国の文献に朝鮮半島や日本のことが登場するようになるのは、それぞれが鉄器文化に入ってからであるということは、それを象徴しているようだ。
・都市の出現をもって文明の成立といわれることがあるが、都市という外観だけ見て文明の真意を読み取ることはむずかしいはずである。都市というものを成立させ、都市のシステムが維持できる普遍的思想が語られてそこに初めて文明の素顔を見ることができる。