Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

俳句同人誌投句

2011年03月21日 16時33分44秒 | 俳句・短歌・詩等関連
俳句同人誌投句10句

砂時計春の陽射しを刻みゆく
春寒の蟇の一歩にある重さ
地が揺れて背筋震える余寒かな
春暮れて厨の妻の足の音
夕霞樹を漲らす谷戸の風
雨に咲く辛夷のひと揺れ白きこと
砂場には人も動かぬ春の雨
声とおる若さはかもめ風光る
尖塔へ鳶の真逆さま風光る
海港の波豊満に春の昼


本日の俳句(110321)

2011年03月21日 15時07分19秒 | 俳句・短歌・詩等関連
本日の俳句
★春の雨土くれ黒く力満つ
★砂場には人も動かぬ春の雨
★雨に咲く辛夷のひと揺れ白きこと

 三連休、俳句の本をいくつか読もうとしたまま、結局は計画倒れで終わった。そうかといてって私なりの俳句ができたわけでもない。実に何もしない三連休だった。
 さて夕べは激しい風雨が一晩中吹き荒れた。今朝方以降は静かな春雨たが、こんなにも暗いものかと感じている。降るともなし降る雨に、団地は人の行き来もないほどにひっそりしている。
 震災での停電の影響か、人の活動もすっかり停滞気味。考えようによってはこの停滞度程度が本来の人の活動、街の活動なのかもしれない。
 団地の中の小さな公園も静かに雨を受けている。子供も人の気配も感じられない。脇で辛夷がその白さを誇っている。まもなくユキヤナギも満開となろうとしている。
 人の活動の停滞をよそに春は旺盛な活動を間近にしている。人は、自然にあおられる程度の活動があっているのかもしれない。
 こんなことを考えていたら、上記の俳句が自然と浮かんできた。