Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ビーバー「ヴァイオリン・ソナタ集」

2022年04月28日 23時12分39秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

      

 ハインツ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704)は、ハプスブルグ家が支配していたプラハ北方(現在チェコ)に生まれている。17世紀のドイツバロックを代表すると言われている。
 ここにおさめられたいる「ロザリオのソナタ」は学生時代にバロック音楽を聴かせてくれた小さな喫茶店(音響装置は立派であった)で幾度も聴いた。ただし全曲を通しではなかったと思われる。ここにおさめられている「8つのヴァイオリン・ソナタ」の第5番、第16曲のパッサカリアと第6番は耳に残っている。しかしレコードを購入するには資力が足りなかったし、現在もこの曲集全体を聴いてはいない。
 このCDは1995年に発売なので、それ以降の購入である。
 この煌びやかで華やかな音色に昔はとても惹かれた。今はあまり聴くことも少なくなってしまった。実に久しぶりに聴いてみた。ハープシコード、オルガンとの掛け合いの響きの美しさを感じている。また「ロザリオ・ソナタ」の第6曲のパッサカリアと第6番のソナタの2曲の静かな音色に惹かれる。
 ずいぶんと趣の違う曲を揃えたものである。

 この表紙は有本利夫の「雲」。購入当時は知らなかった画家だった。



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