足の痛みは随分とひいてきたが、それでもまだ痛みは少し残っている。そして早くは歩けない。テーピングのあとがかぶれて赤くなくなっている。
当面は用心をしながらゆっくり歩くしかないようだ。
午前中は作業、これより所用で出かけて、喫茶店では読書タイム。本日からリュックに入れて持ち運び用の「万葉集の起源 東アジアに息づく抒情の系譜」(遠藤耕太郎、中公新書)を持参。昨晩は「はじめに」を読んだ。
「「万葉集」の歌は実質的には天智天皇と天武天皇の父である舒明天皇の時代にはじまる。さらにそれ以前の列島には、縄文、弥生期以来の、声によって歌われる歌があった。そういう歌は国家が成立する以前の東アジアに広く広がっていた歌の一部としてある。私は、万葉和歌は、東アジアの声の歌の技術を強く継承しつつ、そこから抒情そのものを追求する文学の歌へ飛躍したところにあると考えている」
というのが、著者の問題意識であるようだ。
「若冲」と「万葉集の起源」、並行して読む予定。頭がこんがらがらないようにしながら。