2016年発売の当初の販売価格14,000円よりも61パーセント以上の値引きとなっているUSB接続のスピーカーを購入してきた。幅がたった9センチのスピーカーボックスで、7センチのスピーカーである。
不安があったが、さっそくCDでベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(グリュミオー、ガリエラ指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)を聴いてみた。さらにユーチューブで、同じ曲をパールマン、バレンボイム指揮、ベルリンフィルの演奏を再生してみた。モニター内臓のスピーカーとは雲泥の差である。いづれもヴァイオリンらしい音が聴こえてきた。
むろん、別途我が家にあるオーディオ装置(といっても小さい、そして故障中)の音質に比べれば、音の線は細い。しかし十分に聴ける。ほっとした。
ピアノの音も、チェロの音も心配でベートーヴェンのピアノトリオ「大公」(スークトリオ)も聴いてみた。ともに低音は少々迫力不足ながら、やむをえない程度。チェロの低音を存分に味わいたいときは寂しいかもしれない。周波数特性は80Hz~20KHz。
実はこれまでもイヤホンジャックを利用した小さなスピーカーを利用していたが、あまり絵音がよくなく、これまでの液晶モニターの内臓スピーカーのほうがいい音がしていたので、廃棄してしまっていた。
当分はこのスピーカーで楽しめそうである。