横浜では本格的な雪になる前に、霙が止んでくれた。しかしとても冷え込んでいる。明日の明け方には道路に水が溜まっているところは凍結は間違い。歩行者だけでなく、自転車も自動車も気を付けたいものである。
本日聴いていた曲は、モーツアルトの弦楽五重奏曲第1番と第2番。第1番はまだ10代の時(1773)に作り始めたらしいが、決定稿は1778年。22歳のときという。聴くとすぐに若いころのモーツアルトらしい、と思うのだが私にはあまりなじめない。底抜けの明るさばかりが押し寄せてくる。
これに反して晩年の1787年の作の第2番は第3番、第4番とひとくくりでフリードリッヒ・ヴィルヘルム2世に検定される予定で果たせなかった曲集に含まれていたとのこと。第3番と第4番は曲想的に対であるが、これは1772年の時に作られた管楽八重奏のためのセレナーデを改変したとのことが解説に記されている。
どうもこの曲はどこかで窮屈な響きを持っている。第1番よりは私の好みではあるが、第3番、第4番とは異質である。第2番は全曲をとおして高音の響きが抑えられている。これ以上具体的に言えないのがもどかしい。この「管楽」を「弦楽」に改編したことと関係があるのだろうか。
しかしこの2曲を並べると、初期のモーツアルトと30代のモーツアルトの違いを体感する。そんなことを考えながら、本日の鑑賞は終了。
できれば、明日には退職者会の記念誌の編集作業をほぼ終了したいと思っている。果たしてそこまでうまくいくであろうか。土曜・日曜は細かなところの修正作業にしたい。