明日はカラオケにお付き合い。私は歌わないが、取材ということでカメラを持って参加。カラオケそのものが好きではないが、「仕事」の一環である。私は歌うことは絶対にない。歌われる歌で好きな曲もあるので、聞いてはいるが・・・。カメラマン役とお酒を飲む役は引き受けている。
終了後はまた打ち上げで、夕方から会場の近くの居酒屋に繰り出す。カラオケ開催時よりも打ち上げの宴会のほうが少人数ながら賑やかである。
昔は職場の仲間と行くと強引に歌うように強要されたり、宴会芸の披露を求められたりしてとても嫌な思いばかりさせられた。入ったばかりの時は逃げ回っていたが、そのうち明確に「ノン」と宣言するようになって定年までそれを通した。
労働組合の退職者会のカラオケは歌いたい者だけが歌う、ということを原則にしているのを確認したので、取材ということでカメラマンとして参加している。
カラオケや宴会芸の強要、囃し立てというのは、本当に嫌な慣習である。これが「日本ならではの、他国に誇るべき慣習」なのだと、就職したてのころ50代の先輩に説教されたことがある。
歌や芸がないほどお酒と料理は美味しくなる。こんな「偏屈」がいたっていいではないか、と「無芸大食」と宣言して、40年近く開き直って生きて来た。