政府や原子力規制庁の記者会見では、「使用済み燃料プールのポンプが止まったが、再起動して今は異常がない」とか「火災が発生したが、消火して問題はない」などの発表があった。しかし「なぜポンプが止まったのか」、「火災の発生の原因は何か」への言及はなかった。しかも報道されている範囲、私が視聴した範囲では、記者からも質問は出ていない。
発表するほうもひどいが、質問しないマスコミもひどいものである。これでは「原子力規制庁や政府の発表の垂れ流しマスコミ」と悪罵を投げかけられても致し方ないように思える。情けないものがある。
さて、震度5強を記録した柏崎市内に住む友人から「無事」とのメールが届いてホッとした。こういう時には、慌ただしい状況であったり、実際に被害に遭われているときにメールや電話をして迷惑になってしまっては、申し訳ない。安否確認もすぐにはできない。親族の場合とは違い、やきもきするしかない。
2011年の大震災の時も同様であった。仙台市内と周辺に住む多くの友人とどう連絡を取ったらいいか、ずいぶん悩んだものである。
当時は携帯電話も固定電話も通じず、1か月くらいしてからこちらから恐る恐る電話をして、みんなに人的な被害が無いことを確認した。
輪島市内の大規模火災の恐ろしさを目の当たりにしている。夜の余震による被害も想定される。明日明るくなってからさらに被害が明らかになると思われる。
地方自治体などの職員、病院・介護施設などの関係者、消防、建設職場、公共インフラの管理者等々の第一線の人々の安全確保、そして、二次災害回避も大切なことである。