Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

額紫陽花・額の花

2019年06月28日 12時55分58秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 昼前から雲がなくなり、強い陽射しになった。気温がどんどん上がっている。11時で28.5℃というから、30℃をこえ真夏日となりそうである。これより市民病院へ。

  

★彼われと離れて白し額の花     渡辺桂子

★額の花病に隠るゝことなかれ    石田波郷
★僧恋うて僧の憎しや額の花     橋本多佳子

 額紫陽花というのは不思議な花である。周囲に開いたものが花と思えるが、これは萼片だと知ったときはびっくりした。

 第1句、白い額紫陽花は「寛容」の意味合いがあるそうだ。そういうことを踏まえた句だと思うが‥。私のように「花ことば」にまるで意識が向くことがない人間には理解不能となってしまう。
 第2句は、花ことばに振り回されれば今度は理解できない。額紫陽花の花ことばは一般には「移り気」「冷淡」などであるらしい。
 第3句は、花ことばに関係しているやら、無関係やら、判断はつかない。相手のことよりも「届かない想い」を読み取るのがいい。

 



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