午後からは曇りが厚く空を覆い、風も強め。温かさは感じなかった。団地の中で一重のヤマブキが黄色の光を発していた。私の家のすぐ近くなのに、蕾にもまったく気が付かなかった。昨日咲いていたかの記憶もない。
しかしヤマブキの黄色は周りをとても明るくする。一重の花のほうが明るい。八重の花のほうが、光を吸収するのではないかと昔から思っていた。八重の花は少し縮れてしかもギザギザしている。それが光を吸収しているように思わせる。
ヤマブキは一重の風情と、八重の風情は大きく異なる。別の花のように小さいころは思っていた。
そしてウォーキングののち、最寄りの私鉄の駅のそばの緑道にあるヤエザクラが開花しているのに気が付いた。
例年はヤエザクラは4月末の連休の一週間くらい前に咲き始め、連休に入るころが満開であったと思う。4月の末、連休の半ばくらいまでにはヤエザクラも散ってしまう運命にあった。今年は少なくとも3週間は早いと思う。
現役のころは、職場の敷地にヤエザクラが2本あり、連休前の暖かい日の昼休み、その下で小さな椅子に腰かけてコンビニで購入したおにぎりを食べながら、ヤエザクラの花びらを見に浴びていたことを思い出す。
ヤエザクラは一重の桜と違って、時々風もないのに、花弁ではなく、花の房ごと落ちてきて、頭に当たるのが面白かった。
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