「ビザンツ帝国-千年の興亡と皇帝たち」(中谷功治、中公新書)を読み終えた。ビザンツ帝国の概観を知らないので、基本的な知識のために教科書的な入門書として読ませてもらった。皇帝たちの事績を追う形の書物である。
私の興味としては、第2章のイコノクラスム、終章のビザンツ世界の残照の部分。
イコノクラスムの歴史と教義の変遷は興味深く読んだ。美術史的視点はこれから別の書物を探してみたい。
終章についてはイタリアルネサンスに大きな影響を与えたと思われる東西の合同をめざしたフェラーラ・フィレンツェ公会議による文化交流について興味深く読んだ。
どちらも掲げられた参考文献をいくつか読んでみたいと思った。果たしてその時がくるであろうか。
最新の画像[もっと見る]
- 新年を迎えて 11ヶ月前
- 謹賀新年 2年前
- 「渡辺崋山」(日曜美術館) 5年前
- 謹賀新年 5年前
- 謹賀新年 6年前
- 「ものの本質をとらえる」ということ 7年前
- 台風18号の進路が気になる 7年前
- 紅の花 8年前
- 「ゲルニカ」(宮下誠)読了 8年前
- 国立近代美術館「コレクション展」 8年前