午後から日経サイエンス12月号の特集記事「星の地図をつくる」の二つの記事を読む。
天の川銀河の形については、推定ばかりを私が学生の頃は教わった。太陽系が銀河の中のどの辺の位置なのかも観測に基づくものが示されていなかった。
「見えてきた天の川銀河の姿」と「銀河のダイナミズムを探る VERA計画大詰め」の2本。
最後まで目を通したが、どの程度理解できたかははなはだ心もとない。
親切にもそれぞれキー・コンセプトが囲みで記載されているので、それをうつすことで頭の整理をしておきたい。
それを私なりにまとめると、
・天の川銀河は米国のBeSSelサーベイや日本のVERA計画などのデータからその地図化作成されている。
・天の川銀河には大規模な渦状腕が少なくとも4本り、より小規模な構造もある。さらに太陽の位置は銀河面に非常に近く、銀河円盤の乗っていることが確認された。
・日本列島サイズの口径の電波望遠鏡を実効的に実現して立体地図をつくるのが「VERA計画」。
・銀河円盤の回転や大質量原子星がガスを噴き出す様子などダイナミック姿もとらえられた。
・中国・韓国と連携して東アジア規模の口径の電波望遠鏡を実現し、遠方の銀河に潜む巨大ブラックホールの活動を探る取り組みなども進んでいる。
ということになるだろうか。
ここでも予算減などの国の圧力に悪戦苦闘している状況が記されていた。