Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ソメイヨシノの開花

2024年04月01日 20時52分01秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 昨日に比べたら肌寒い日、しかし平年よりも気温は高かったという。湿度も高かった。
 午後一番で親の通院の付き添い。帰宅後、ウォーキングを兼ねて、近くの私鉄の駅まで遠回りをしながら往復。折り返しの地点にした駅の近くでポツリポツリと少しだけ降ったもののすぐに止んでくれた。
 駅近くのコンビニにて120円也のホットコーヒーを飲んで一服。店のカウンター席に座ってしばらく歩道を歩く人々を見るともなくボーっと眺めていた。こういう時は遠くを見るためのメガネではなく、近点用のメガネで焦点が合わないほうがいい。目の前を通り過ぎる人の顔に焦点が合ってしまうとボーッとできない。人の表情などを「観察」してしまう。かすんでいるほうが、人の表情が読めないのでいい。
 仕事帰りの人々の早足とは正反対に、窓の内側に座る私の視線はあらぬ方角を見、生気が無かったのではないだろうか。
 特に疲れたり、悩み事があったわけではなく、ボーッとしていたかっただけ。20分ほどしてから、だらけた体の背筋を伸ばし、糸の切れた操り人形からかろうじて、普通の人間に戻ることが出来た。疲労がたまっていたわけではないが、ひょっとしたらそのまま寝てしまっていたかもしれなかった。

 帰路は、街路樹や学校の校庭の咲き始めたソメイヨシノを眺めながら、上り坂をゆっくりと歩き続けた。

 



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