夜遅くまで横浜市長選の開票速報を見ることになるかと覚悟していた。ただし意外と早く決まるという予感もしていた。いざ8時となると、即座にマスコミがこぞって当確を発表。いわゆる「ゼロ打ち」といわれる開票作業の始まる以前の当確、しかも投票が終わると同時であった。開票速報を見る必要がなくなり、明日の朝の確定得票数の発表を待つだけになった。
実務に携わっている人間にすると、せめて開票作業が始まってからの「当確発表」としてほしいものである。それは今でも変わらない思いであるが、まあ、とりあえずはひと段落。
これで明日から退職者会のニュースの作成がスムーズに進む。木曜日までにA3の表裏の原稿をつくることになっている。月曜の午後一番で抜歯、水曜の午前中から組合の会館で資料集め。これらの時間を合間にテレワークである。
新しい当選者は、行政経験はない。そのほうがいい面もある。ただし現職の副市長や局区長や幹部職員に政策意図を周知し、説得し、進めていくには複数の優れたブレーンがどうしても必要である。議会の根回しの担当も必要である。
これは推薦政党が責任をもってブレーンを紹介しなくてはならない。昔(1963年)、飛鳥田一雄市長も鳴海正泰、田村明という優れたブレーンを連れて市役所に乗り込み、市電廃止の難局を乗り切り、一万人集会や六大事業やの長期ビジョンの作成を成し遂げた。議会対策も重要である。
この六大事業は議会も納得の上、始まった。良くも悪くも、いろいろと紆余曲折は経たものの、二代後の高秀秀信市長の時代に実を結んだ。新市長は当面のコロナ、カジノの対策に忙殺されなければならないが、同時に長期の構想力の提示も必要である。