結局妻が行きたかったのは、鎌倉駅西口前の喫茶店「ヲガタ」であった。ここの氷あずきは確かに美味しい上品な粒あんが書き氷全体を覆っている。マスターの入れてくれるドリップコーヒーも美味しい。ヲガタブレンドは酸味の少ない私の好みの味。器もマスターのコレクションらしく、洒落たものである。
妻はいつも氷あずき、私はいつもブレンドコーヒー。年に1回の恒例になって、何年だろうか。
店内には、マスターの撮影したと思われる写真が貼ってあり、時々差し替えられる俳句が一句。これもまたなかなか味わい深い。
実は昨年は行くのが11月頃になってしまい、氷あずきはもうメニューになかった。妻はそれが余程悔しかったらしく、今年は暑いうちに行きたいと言っていた。
しかし今年の余りの暑さと、コロナ禍で電車に乗りたくないという気持ちが強く、結局涼しくなった本日ようやく店にたどり着いた。
昼直後に鎌倉駅に着いたので、ヲガタに入店する前に、すぐ傍にある「お好み焼き 津久井」で牛天と豚天で昼食。開店しているときに訪れたのは初めて。これまで3度ほど覗いたければいつも閉店していた。
腹ごなしに御成通りをウィンドウショッピングをしながら往復。ときどき弱い雨がばらついた。1時間ほどしてからヲガタに入店。この狭い階段が名物である。
近くにあったソーセージの店が小町どおりの奥に移転してしまったので、小町どおりの端までを往復。土曜日だったが天候のせいか人通りは少なかった。久しぶりに鎌倉まで足を延ばした。
昔は朝顔市に、どこでしたっけ、ほら、下町のあっちまで。電車で。最近は形は変わりましたが、朝顔詣ではご夫婦円満の秘訣。
氏は一人で楽しんでないで、これからはご夫婦で。なんて、私もしつこいですかな。
近くの園芸店で「朝顔市」と称して少し安めで購入します。
仮設の棚、裸電球、賑やかな掛け声や衣装など粋な雰囲気は残念ながら味わえません。
川崎大師の風鈴市も楽しみでした。また行きたいな。