おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

映画『東京家族』

2013年02月06日 17時27分09秒 | 美術館・博物館・本・映画
明け方から降っていた雪は、段々雨へと変わりました。
寒い1日です。

午前中にひとつ仕事を仕上げ、ファイルを送付して一段落。
ようやく時間ができて、長靴をはき、映画館へ。

『東京家族』を観ました。


「男はつらいよ」「学校」シリーズの山田洋次監督81本目の
映画です。
映画監督50周年だそうで、この映画は小津安二郎監督へ捧げられています
小津監督「東京物語」をベースした映画と言えます。

1953年に作られた「東京物語」とは、社会が様変わりしています。
2011年3月11日の東北の大震災が起こり、山田監督は
作製の見直しをしたそうです。
この厳しい時代に監督は、何を言おうとしたのでしょうか。

橋爪功と吉行和子演ずる老夫婦が、瀬戸内から東京に暮らす3人の
子ども達の家を訪れる話です。

独立して、自分たちの家族、仕事をもち、親とは違う世界に生きる
子ども達。共に生きることは、もうとても難しいことです。
我が家も、映画と同じ、息子2人、娘1人という構成、みんな独立して
夫婦二人になり、重なるところもあります。

山田監督の映画には、いつも希望があります。
かつて、ハッピーエンドに関し、実際にどうあるかではなく、
こうありたいという姿を描くという意味のことを述べておられ、
私はその言葉にとても触発されました。

「こうありたい」という社会や自分や家族を心に描くこと。

それにしても、静かな映画です。
山田監督らしく、丁寧でリアルな画面。きれいに見せようとしない。
スクリーンに映される、道を歩く子ども、自転車に乗る青年、
店の窓の外を行き過ぎる人々、どの人も、自分の人生を生きていると
感じさせるカメラです。

3人の子どものなかで、厳しい父親に一番疎まれていた末の息子が
婚約者とともに、一人残された父親に対し、誰よりもやさしい。
この息子を演じたのが、妻夫木聡で、婚約者が蒼井優。
妻夫木さん、こういう普通の人の役がいいです。
母親が部屋にやってきて、一緒に過ごすシーン、病院の屋上で
父親と短く交わす言葉と涙。
映画全編を通して、一番好きな場面でした。

若い二人に未来の希望を感じました。

映画って、ほんとにいいな~。
今年最初の映画ですが、時間を作って、沢山観たいです。




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みんなでごはん

2013年02月06日 12時46分16秒 | おうちごはん
とにかく、毎日ごはん作りばかりしているのです。

2月5日。
息子夫婦が来て、久しぶりの家族ごはん。


あとから帰宅した家人はお刺身。


みんなで食べると美味しいです。

2月4日。
アンティさんとりえこさん、日本最後の晩ごはん。
ライブ終わってからの深夜のごはんです。


温められるよう、ヒーターに。

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