おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

『薬膳を楽しむ会』 ベトナム料理 フォーとチェー

2015年12月18日 15時58分57秒 | 薬膳講座
先日旅行したベトナムで体験した料理を薬膳に取り入れてみました。


・フォー

・海老の生春巻き

・バナナの揚げ春巻き

・緑豆のチェー

・蓮の葉茶

全体の目的は、メタボリックシンドローム対策。
肥満、高血圧、高脂血症の改善を目指しました。


材料です。


慣れていないと、ライスペーパーの扱いが大変です。
さっとぬるま湯に浸し、手早くしっかり巻きます。

皆さん、お上手。

会員さんの様子を。








春巻き2種はこんな風にセット。

生春巻きには、きゅうりとにんじんの千切りと貝割れ菜。
海老を彩りよく巻いて、スイートチリソースでいただきます。
立法は「補腎養血利水」。

バナナの揚げ春巻きは、「清熱潤腸」。

フォーには、蒸し煮した鶏胸肉を裂いてのせます。

鶏ガラスープに、魚の発酵調味料のニョクナムと塩、ねぎ、生姜、
レモングラスを入れます。

トッピングに、香菜、青ねぎ、貝割れ菜、唐辛子、ライム。
ベトナムでは、ミントや生のレモングラスが使われていました。
立法は「補気行気」。


緑豆のフォーには、マンゴーをトッピングして、ミントを
あしらいました。
立法は「清熱生津利水」。

さあ、いただきます。


今回は、香りと酸味、ほのかな辛みがバランスよく、低脂肪で低エネルギー。
冬むきの、補陽の内容ではありませんが、温かいスープ、デザートで、
冷えすぎないように気をつけました。

食事後の簡単薬膳の講義のあと、皆さんと相談して、来年は、身近な山菜や野草、
ハーブを使った薬膳を作っていこうと決定しました。

会員さんがクコの実を摘んできてくださいました。

生は初めて。一粒いただいたら、実の部分はほのかに甘く、種は
苦味がありました。

枸杞子(くこし)の効能は(甘平/肝腎肺/慈陰)。
食べられる山野草の話で盛り上がったのは、この生のクコをいただいたからです。

来年もよろしくお願いいたします。
コメント
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