2021年初版
羽尻利門
1980年兵庫県生まれ
大学卒業後、会社勤めを経て絵本作家、イラストレーターに
表紙に描かれた不思議な絵がもうインパクト大
生霊みたいなものか?
肉体の形をした魂か?
【内容抜粋メモ】
大工が休憩をとっていると
16、7の娘がすっと入ってきた
あれは俺の隣の家の娘で
長く病気で苦しんでいるから
こんなところに来るはずがない
娘はその翌日死んだ
同じ土淵村の菊池という男が仕事で盛岡に行った時
川の中に自分の家の台所を見て
姉が赤ん坊を背負って何かしている
その後、姉の子供が死んだという電報が届く
逆立ちばかりしている仁太郎という男が
近衛連隊に入営して東京に行った
朝起きがけに逆立ちをして手が滑り死ぬと思った時
故郷を思い浮かべて遠野に帰ろうと思うと空を飛ぶ
小川で足を洗っている妻と兄の嫁が見える
家では母がキセルをふかして
ニコニコして出迎えるが
何も言わない
また東京の部屋に戻ると
医師らが取り囲み仁太郎は半日意識がなかったと言う
故郷から手紙が来て
妻も義姉、母が彼を見てすぐ消えたと言う
あれが、おまくかと仁太郎は納得した
羽尻利門
1980年兵庫県生まれ
大学卒業後、会社勤めを経て絵本作家、イラストレーターに
表紙に描かれた不思議な絵がもうインパクト大
生霊みたいなものか?
肉体の形をした魂か?
【内容抜粋メモ】
大工が休憩をとっていると
16、7の娘がすっと入ってきた
あれは俺の隣の家の娘で
長く病気で苦しんでいるから
こんなところに来るはずがない
娘はその翌日死んだ
同じ土淵村の菊池という男が仕事で盛岡に行った時
川の中に自分の家の台所を見て
姉が赤ん坊を背負って何かしている
その後、姉の子供が死んだという電報が届く
逆立ちばかりしている仁太郎という男が
近衛連隊に入営して東京に行った
朝起きがけに逆立ちをして手が滑り死ぬと思った時
故郷を思い浮かべて遠野に帰ろうと思うと空を飛ぶ
小川で足を洗っている妻と兄の嫁が見える
家では母がキセルをふかして
ニコニコして出迎えるが
何も言わない
また東京の部屋に戻ると
医師らが取り囲み仁太郎は半日意識がなかったと言う
故郷から手紙が来て
妻も義姉、母が彼を見てすぐ消えたと言う
あれが、おまくかと仁太郎は納得した