監督:堀池清 原作:石坂洋次郎
出演
松山浜子:浅丘ルリ子(少女時代)、坪内美詠子(現在)
姉・信子:山根寿子
野上太郎:長門裕之
成田 叔父:清水将夫
お恵:藤代鮎子
ほか
【内容抜粋メモ】
999みたいな汽車が雪の山間を通る
スキー板を持った若者たちがバスに乗る
老画家・成田:
あの時もやっぱり冬だった
世の中も私自身もすっかり変わってしまった
あの梅の木の下でなぜ野上太郎は自殺しなければならなかったのか
わしにはサッパリ分からん
松山ハマコが声をかける
ハマコ:母がリュウマチで保養に来ている
成田:ちょうど秀才の野上太郎のことを思い出していた
ハマコ:
私にも分からない
歳をとればとるほど分からなくなっていくんです
私は女学校の4年生 17だった もう20年になる
*
ハマコが自転車で通りかかると、川辺でいい声で歌ってるタロウが見えて
石の上から見てて転び、タロウが助ける
ハマコ:野上さんて県一番の秀才なんでしょ
温泉街
湯治に行こうとして、タロウが通りかかる
姉・信子:試験勉強に来てる人でしょ 可愛いわね
部屋で英語を勉強してるタロウ
ノブコは挨拶に入って来て手作りのおはぎをふるまう
洗濯ものがあれば妹に洗わせるといって、押し入れから持っていく
ノブコ:今晩トランプで遊びましょう
叔父の成田は仕事で来て夕食に誘う
成田:12時まで勉強するのは体に悪い もっと自信をもて
タロウは姉妹とトランプをして
ノブコは英語の勉強を見てもらうといいとハマコにすすめる
*
部屋でハマコはタロウに英語の勉強を見てもらうがケンカになる
タロウが花をつんでいると、ハマコが自転車で通るが無視する
タロウ:君が怒ってたから花をあげようと思って
ハマコは1輪とって髪に飾る
お風呂のシーンなんてこの時代まだショッキングでは?
タロウが隣りで1人でいて、女湯は寒いからそっち行っていいか聞くノブコ
ノブコのダンナが来て、ハマコは寝る部屋がなくなり
ノブコは布団を持ってタロウの部屋に行ってムリに頼み
真ん中に小さなついたてをたてる
覗くとハマコは寝たフリをしていて、灯りを消す
夜中にハマコが起きると、タロウは隣りで寝ている
*
翌朝、ハマコが外に出た後、タロウはこっそり枕のにおいを嗅ぐ(怖
キレイな着物を着てハマコが現れ、香水のかおりを自慢し、山に行こうと誘う
2人で手をつないで元気よく歌って歩く 2人とも歌手みたいないい声♪
山ではオノで木を伐る男たちがからかい、ハマコは怒って石を投げる
怒って追いかける男たち トロッコに乗って逃げる2人
「ブレーキかけろ! 死んじまうぞ!」
山の男たちが止めてくれる
ハマコはタロウの胸で泣く
ハマコ:私、野上さんが好きなんです!(吊り橋効果か?
タロウ:
ほんとはボクは船乗りになって世界中を周りたい
つまんないよ、優等生なんて
ハマコ:船乗りって奥さんは日本においていくんでしょ 随分エゴイストね
タロウ:
みんなボクを勉強しなきゃいけない人間に決めてる
そういう偏見に反対できない
遠い所へ行っちまいたいと思う
*
叔父:
あの勉強のかたまりみたいなタロウが無茶をしたと聞いて嬉しい
帰らんのはけしからんからボクが探しに行く
笛や太鼓を演奏しているのを聞いてる2人を迎えに行く
叔父:勉強をほったらかしにしたらダメだぞ
*
叔父が絵を描いているそばの木の上で歌う2人
うるさいから他所へ行けと言われると喜んで走っていく
梅の木の下を走り、梅の花の枝を1本とり抱き合う2人を見たノブコは眉をひそめる
*
ひどい風の夜、火事の半鐘が鳴る
ノブコ:バチが当たったのかと思った
ノブコは眠れないからオケイの所で話しこんでいたと話す
叔父:こりゃあキレイだあ!
(火事がキレイだってみんなでみとれるシーンはどうかと思うが・・・
タロウが遅れて部屋から出て来て、内緒にハマコの手を握る
*
ノブコ:
タロウさんと遊んじゃダメよ
もう試験が近いんでしょ
ハマコは姉が妙だと成田に訴える
ノブコが来て、ハマコと散歩に行く約束だったとウソをつく
叔父:タロウは消えやしないから行っておいで
ノブコ:私たちも明日帰るのよ
男性:年増の女はああいう美少年を可愛がるもので、ハマコに焼きもちを焼いてるんだ とからかう
タロウ:アレが知られたんじゃ?
ハマコ:手を握ったこと?
また旦那が来ているから、ハマコをタロウの部屋に泊めてほしいと頼むノブコ
ノブコ:その代わり、変な話をしないでね
タロウは眠るハマコの額にキスをすると目が覚めて嫌がる
タロウはハマコだと思ってノブコと関係を持った?
オケイのところに行き、火事の晩に姉が訪ねたか聞くと来なかったと分かる
ハマコは姉に言うこともできず、雪の中で泣く
タロウが来ると「汚い! 寄らないで!」と走り去る
*
ハマコらが馬車に乗り、帰るのにタロウは見送りに来ないため
叔父が呼びに行くと、書き置きがある
「ボクは本当に遠い所へ行く 僕は船乗りにも外交官にもなれなかった」
叔父は書き置きをハマコにも見せる
ハマコは泣いて姉をぶち、タロウを探しに雪の中を走り
梅の木の下で倒れているのを見つけた時はもう手首を切った後
*
叔父:そんなことがあったんですか
ハマコ:
今まで誰にも話したことがない
姉は数年後、恋愛事件を起こして飛び出したきり
叔父:
バカな奴だ
しかし家の者が悪かった
タロウは神経衰弱で死んだんです
少なくともあなたはそう考えなくちゃいけない
ハマコ:そう思えたら、随分ラクでしょうね
出演
松山浜子:浅丘ルリ子(少女時代)、坪内美詠子(現在)
姉・信子:山根寿子
野上太郎:長門裕之
成田 叔父:清水将夫
お恵:藤代鮎子
ほか
【内容抜粋メモ】
999みたいな汽車が雪の山間を通る
スキー板を持った若者たちがバスに乗る
老画家・成田:
あの時もやっぱり冬だった
世の中も私自身もすっかり変わってしまった
あの梅の木の下でなぜ野上太郎は自殺しなければならなかったのか
わしにはサッパリ分からん
松山ハマコが声をかける
ハマコ:母がリュウマチで保養に来ている
成田:ちょうど秀才の野上太郎のことを思い出していた
ハマコ:
私にも分からない
歳をとればとるほど分からなくなっていくんです
私は女学校の4年生 17だった もう20年になる
*
ハマコが自転車で通りかかると、川辺でいい声で歌ってるタロウが見えて
石の上から見てて転び、タロウが助ける
ハマコ:野上さんて県一番の秀才なんでしょ
温泉街
湯治に行こうとして、タロウが通りかかる
姉・信子:試験勉強に来てる人でしょ 可愛いわね
部屋で英語を勉強してるタロウ
ノブコは挨拶に入って来て手作りのおはぎをふるまう
洗濯ものがあれば妹に洗わせるといって、押し入れから持っていく
ノブコ:今晩トランプで遊びましょう
叔父の成田は仕事で来て夕食に誘う
成田:12時まで勉強するのは体に悪い もっと自信をもて
タロウは姉妹とトランプをして
ノブコは英語の勉強を見てもらうといいとハマコにすすめる
*
部屋でハマコはタロウに英語の勉強を見てもらうがケンカになる
タロウが花をつんでいると、ハマコが自転車で通るが無視する
タロウ:君が怒ってたから花をあげようと思って
ハマコは1輪とって髪に飾る
お風呂のシーンなんてこの時代まだショッキングでは?
タロウが隣りで1人でいて、女湯は寒いからそっち行っていいか聞くノブコ
ノブコのダンナが来て、ハマコは寝る部屋がなくなり
ノブコは布団を持ってタロウの部屋に行ってムリに頼み
真ん中に小さなついたてをたてる
覗くとハマコは寝たフリをしていて、灯りを消す
夜中にハマコが起きると、タロウは隣りで寝ている
*
翌朝、ハマコが外に出た後、タロウはこっそり枕のにおいを嗅ぐ(怖
キレイな着物を着てハマコが現れ、香水のかおりを自慢し、山に行こうと誘う
2人で手をつないで元気よく歌って歩く 2人とも歌手みたいないい声♪
山ではオノで木を伐る男たちがからかい、ハマコは怒って石を投げる
怒って追いかける男たち トロッコに乗って逃げる2人
「ブレーキかけろ! 死んじまうぞ!」
山の男たちが止めてくれる
ハマコはタロウの胸で泣く
ハマコ:私、野上さんが好きなんです!(吊り橋効果か?
タロウ:
ほんとはボクは船乗りになって世界中を周りたい
つまんないよ、優等生なんて
ハマコ:船乗りって奥さんは日本においていくんでしょ 随分エゴイストね
タロウ:
みんなボクを勉強しなきゃいけない人間に決めてる
そういう偏見に反対できない
遠い所へ行っちまいたいと思う
*
叔父:
あの勉強のかたまりみたいなタロウが無茶をしたと聞いて嬉しい
帰らんのはけしからんからボクが探しに行く
笛や太鼓を演奏しているのを聞いてる2人を迎えに行く
叔父:勉強をほったらかしにしたらダメだぞ
*
叔父が絵を描いているそばの木の上で歌う2人
うるさいから他所へ行けと言われると喜んで走っていく
梅の木の下を走り、梅の花の枝を1本とり抱き合う2人を見たノブコは眉をひそめる
*
ひどい風の夜、火事の半鐘が鳴る
ノブコ:バチが当たったのかと思った
ノブコは眠れないからオケイの所で話しこんでいたと話す
叔父:こりゃあキレイだあ!
(火事がキレイだってみんなでみとれるシーンはどうかと思うが・・・
タロウが遅れて部屋から出て来て、内緒にハマコの手を握る
*
ノブコ:
タロウさんと遊んじゃダメよ
もう試験が近いんでしょ
ハマコは姉が妙だと成田に訴える
ノブコが来て、ハマコと散歩に行く約束だったとウソをつく
叔父:タロウは消えやしないから行っておいで
ノブコ:私たちも明日帰るのよ
男性:年増の女はああいう美少年を可愛がるもので、ハマコに焼きもちを焼いてるんだ とからかう
タロウ:アレが知られたんじゃ?
ハマコ:手を握ったこと?
また旦那が来ているから、ハマコをタロウの部屋に泊めてほしいと頼むノブコ
ノブコ:その代わり、変な話をしないでね
タロウは眠るハマコの額にキスをすると目が覚めて嫌がる
タロウはハマコだと思ってノブコと関係を持った?
オケイのところに行き、火事の晩に姉が訪ねたか聞くと来なかったと分かる
ハマコは姉に言うこともできず、雪の中で泣く
タロウが来ると「汚い! 寄らないで!」と走り去る
*
ハマコらが馬車に乗り、帰るのにタロウは見送りに来ないため
叔父が呼びに行くと、書き置きがある
「ボクは本当に遠い所へ行く 僕は船乗りにも外交官にもなれなかった」
叔父は書き置きをハマコにも見せる
ハマコは泣いて姉をぶち、タロウを探しに雪の中を走り
梅の木の下で倒れているのを見つけた時はもう手首を切った後
*
叔父:そんなことがあったんですか
ハマコ:
今まで誰にも話したことがない
姉は数年後、恋愛事件を起こして飛び出したきり
叔父:
バカな奴だ
しかし家の者が悪かった
タロウは神経衰弱で死んだんです
少なくともあなたはそう考えなくちゃいけない
ハマコ:そう思えたら、随分ラクでしょうね