監督:黒澤明
出演
一文字秀虎:仲代達矢 生駒勘解由:加藤和夫 側近
一文字太郎孝虎:寺尾聰
一文字次郎正虎:根津甚八 鉄修理:井川比佐志 側近
一文字三郎直虎:隆大介 平山丹後:油井昌由樹 側近
楓の方:原田美枝子 タロウの妻
末の方:宮崎美子 ジロウの妻
狂阿弥:ピーター
綾部政治:田崎潤
藤巻信弘:植木等
鶴丸:野村武司 末の弟
ほか
※「心の中のベストフィルムまとめ 角川映画」カテゴリーに追加します
KADOKAWAチャンネル対象作品
原田美枝子さんの出演シーンが強烈な印象に残った作品
ノートにもメモが残っていなかったため
久しぶりに2時間42分の大作をもう一度観てみた
子どもたちに邪魔者扱いされる様は『東京物語』みたいだな
【内容抜粋メモ】
一文字家のイノシシ狩り
後に野原で酒を飲む
綾部政治も藤巻信弘も娘をサブロウと結婚させて結びつこうと必死

狂阿弥は気まずい空気を和ませるために芸を見せる
ヒデトラは居眠りしている これも芝居?
サブロウは父のために木を伐って影をつくる
父の老いを感じる3人の息子
ヒデトラは悪夢を見て取り乱す
ヒデトラ:誰もいない枯野の夢だ(すごいメイクだな/汗
息子を見て安心する
みんなの前で自分を語る
ヒデトラ:
70歳 今日をもってタロウに家督を譲る
一の城を譲り、二の城に移る
ジロウ、サブロウは二の城、三の城を与えて一の城を守ること
3本の矢なら折れにくい話をする
サブロウは無理やり足で折る
サブロウ:
この末世、乱世にそんな話をして老いぼれたとしか思えん!
兄弟3人血で血を洗うことになろう
ヒデトラ:親子の縁を切るから失せろ!
平山丹後はサブロウをかばって一緒に縁切りとなる
藤巻:
乞食同然のサブロウに娘はやれんと綾部は引いたが
逆に婿にとろうと考えた わしの国へ来い
タンゴ:けして大殿のそばを離れません
*
楓の方は道を譲れと言われて断る
自分の部下がなぜ下に見られたかと怒るヒデトラ

カエデ:馬印は頭領のもとにあるべき 頭領らしくおふるまいあそばせ
馬印をめぐって争い、狂阿弥が笑わせ、ヒデトラがかばって矢を打つ
タロウが酒の席にヒデトラを招待する
下座に座らせるカエデ
ヒデトラ:大殿の名目、格式は残すと言ったはず
タロウ:
あの歌は何ごと とがめた家来を撃ち殺した
今後このようなことが起こらぬよう誓約し血判をたまわりたい
ヒデトラ:それが親に対する子の態度か? わしにはもう1人子がおるわ
カエデ:
この城に生まれ育ち、この城を出て、心を許したわが父、兄を
ヒデトラ殿に殺められ、この城に住む身となり
この日をどれほど待ちましたやら
母はこの部屋で自害なされた!
(すごい間だな/汗
このしらせを読むジロウ
家来はジロウにも同じ態度をとるよううながす
ジロウ:兄は問題ない カエデの方が手ごわいぞ
ヒデトラが二の城に来る
ジロウの妻スエは崖の上で読経してる
ヒデトラ:
いつ見ても悲しい顔 見るたびに心が痛む
身内を殺した 恨みをこめてにらんでくれ!
スエ:すべては前世の宿縁
ジロウ:
兄の書状にて郎党どもを城に入れてはならぬとあった
兄に詫びをいれ、一の城に戻るのがよいかと
門でもめごと
ヒデトラの家来・生駒勘解由を城外で待てと命令する
ヒデトラ:
おまえもタロウも同じだ わしは邪魔ものにすぎんのだ
身ひとつで生きていけるのは鳥や獣だけだ
二度ときさまは見たくない!
村人はみな逃げてしまった
生駒勘解由は三の城をすすめるが、サブロウを追放したのに拒否られると思ってさまよう
*
小倉主馬助が一の城に来る
三の城のサブロウの家来は藤巻のもとへ移動する
ヒラヤマがヒデトラに会う
生駒勘解由:百姓の恵みは受けん!
ヒラヤマ:大殿を助けたら死罪とタロウがおふれを出した
藤巻の所へ招く
生駒:藤巻は兄弟を争わせて、この国を乗っ取るつもりだ
狂阿弥もムチ打たれて残る
ヒデトラは三の城に来る
タロウ、ジロウの軍が攻めいる
昔の城は階段がものすごい急だよね
家来:城の内も外も責められ、地獄の沙汰じゃ!
血の色がやけに真っ赤だな
なぜ戦国時代に親子協力せず、父を殺すことになったのか・・・?
これまで殺してきた人たちの恨みつらみか
女たちは互いに刺し合って自死する
銃の戦争も悲惨だけど、刀や槍だとさらに酷い
タロウは天守から狙い撃たれた体で
ジロウの家来が暗殺した

ヒデトラは切腹しようとして刀がない
気が狂ったまま外に出て来る
タンゴと狂阿弥が見つけると花を摘んでる
狂阿弥:狂ってやっと自分の所業を思い知ったか!
*
ヒラヤマ:一夜の宿を頼む ここにおられるのは一文字家の大殿ぞ
盲目の男が1人いるだけ
意識が戻るヒデトラ
ヒデトラ:なんの因果か己だけ死に損なった!
鶴丸(末の弟):父の城が燃え、命と引き換えに目を潰された
姉が届けてくれた笛でもてなす
*
ジロウはカエデにタロウの遺髪を届ける
形見の鎧をジロウが着ているのを当て擦る
カエデは兜を持って現れる
ジロウはカエデがヒデトラを恨んでいることを持ち出す
カエデ:夫の仇、覚悟!
ジロウ:クロガネが兄を撃った
カエデ:
夫を殺されてもなんとも思いませぬ
この城は父の城 そこを追われるのはイヤじゃ!
この願いを聞いてくださるなら何も申しませぬ
この凄み、何度見てもすげーや!


カエデ:かくなるうえはわらわは殿の奥方
ジロウ:正室の末がいる
カエデ:殿は誰にも渡しませぬ ウソ泣きしながら蛾を潰す
ジロウ:暇を出す
カエデ:共に生きるのはイヤじゃ!
*
ヒデトラが昔焼き払った城で雨露をしのぐ
ヒデトラはサブロウの名を聞くと逃げる
ヒラヤマはサブロウを連れて来る間、狂阿弥にヒデトラを任せる
クロガネはスエを殺す役を断る
カエデ:塩に漬けずに持ってくれば見苦しくなる
狂阿弥:オレは子どもの頃からこいつのお守りばっかりしてる
クロガネはスエの首を持ってくるが中身はキツネの像
カエデ:これは稲荷のキツネじゃ! わらわを笑いものにする気か!
クロガネ:キツネは女に化ける 9尾のキツネがこの辺りにいるかもしれない
カエデ:
よくもクロガネと示し合わせて、わらわに恥をかかせた!
スエの方の首を見るまでお目にはかかりませぬ!
スエは鶴丸と逃げる
鶴丸:笛を忘れた
側近が取りに戻る
サブロウの軍が来る
これだけの馬を用意するのもスゴイな
藤巻の軍も揃う
サブロウ:ひとつ間違えば合戦になるぞ
クロガネらはジロウを止める
カエデが出陣前にジロウを呼ぶ
カエデ:
戦に勝つも負けるも殿次第
行方の知れぬ者を引き取るとは申しますまい
大殿を引き渡すと言って、追ってを向けるまで
ヒデトラの上にスエがいる
ヒデトラ:ここは末の父の城跡! 鶴丸も! ここは無間地獄だ!
ヒデトラは70歳とは思えない速さで逃げていく
場所は八幡原ってゆってた?
こんなに広い平原が今もあるのかな
ジロウ軍の赤旗とサブロウの青旗が並ぶ
これだけの兵と馬がガチンコでぶつかるシーンはもう撮れない規模!
大殿を引き取って下がれと書いた文を受け取る

丘の上に大群の影を見る 綾部と藤巻軍
末は阿弥陀の絵を鶴丸に渡して側近を探しに行く
狂阿弥はヒデトラを見失ってサブロウに謝る
サブロウとタンゴは父を探しに行く
ジロウ:サブロウをうち取ったら一番手柄じゃ!
鉄砲隊にサブロウを追わせる
狂阿弥はヒデトラを見つけて、サブロウが声をかける
ヒデトラ:
わしには3人の息子がいた
お前はその1人か?
わしはそのほうに会わせる顔がない
サブロウ:私は父上を恨んではおりませぬ!
ジロウ軍が攻め、森に隠れたサブロウ軍に撃たれる
クロガネ:森の中は守りやすく攻めにくい!
ジロウは数で攻めて策がない
綾部軍が一の城に向かっているとしらせが入る
丘の上にいると思われたのはおとりと分かり慌てて引くジロウ軍
サブロウは父を馬に乗せて戻る
ヒデトラ:積もる話が山ほどある
銃声がしてサブロウが撃たれてあっけなく死ぬ
ヒデトラ:
死んではならん 謝ることがある
暗くなってきた おいぼれめ
ヒデトラも後を追うように死ぬ
ヒラヤマ:魂を呼び戻してはならん!
「合戦は味方の勝利!」
狂阿弥:神や仏はいないのか!
ヒラヤマ:
神や仏は泣いているのだ
繰り返す人間の愚かさは神や仏も救う術はないのだ
これがヒトの世だ 安らぎより苦しみを求めているのだ
一の城も大混乱
天守へ向かうジロウ
どさくさに紛れてスエの首を持ってくる家来
クロガネ:カエデの方に仕えた覚えはない!
カエデ:
親きょうだいの恨みのこもったこの城が燃える様を
わらわはこの目で見たかった!
クロガネはカエデを斬る
クロガネ:もはやこれまで! のちほどお供つかまつる
ヒデトラとサブロウを担架で運ぶ家来
鶴丸だけが1人残される
姉からもらった仏画を落とす
ものすごい遠方からの絵で終わり
出演
一文字秀虎:仲代達矢 生駒勘解由:加藤和夫 側近
一文字太郎孝虎:寺尾聰
一文字次郎正虎:根津甚八 鉄修理:井川比佐志 側近
一文字三郎直虎:隆大介 平山丹後:油井昌由樹 側近
楓の方:原田美枝子 タロウの妻
末の方:宮崎美子 ジロウの妻
狂阿弥:ピーター
綾部政治:田崎潤
藤巻信弘:植木等
鶴丸:野村武司 末の弟
ほか
※「心の中のベストフィルムまとめ 角川映画」カテゴリーに追加します
KADOKAWAチャンネル対象作品
原田美枝子さんの出演シーンが強烈な印象に残った作品
ノートにもメモが残っていなかったため
久しぶりに2時間42分の大作をもう一度観てみた
子どもたちに邪魔者扱いされる様は『東京物語』みたいだな
【内容抜粋メモ】
一文字家のイノシシ狩り
後に野原で酒を飲む
綾部政治も藤巻信弘も娘をサブロウと結婚させて結びつこうと必死

狂阿弥は気まずい空気を和ませるために芸を見せる
ヒデトラは居眠りしている これも芝居?
サブロウは父のために木を伐って影をつくる
父の老いを感じる3人の息子
ヒデトラは悪夢を見て取り乱す
ヒデトラ:誰もいない枯野の夢だ(すごいメイクだな/汗
息子を見て安心する
みんなの前で自分を語る
ヒデトラ:
70歳 今日をもってタロウに家督を譲る
一の城を譲り、二の城に移る
ジロウ、サブロウは二の城、三の城を与えて一の城を守ること
3本の矢なら折れにくい話をする
サブロウは無理やり足で折る
サブロウ:
この末世、乱世にそんな話をして老いぼれたとしか思えん!
兄弟3人血で血を洗うことになろう
ヒデトラ:親子の縁を切るから失せろ!
平山丹後はサブロウをかばって一緒に縁切りとなる
藤巻:
乞食同然のサブロウに娘はやれんと綾部は引いたが
逆に婿にとろうと考えた わしの国へ来い
タンゴ:けして大殿のそばを離れません
*
楓の方は道を譲れと言われて断る
自分の部下がなぜ下に見られたかと怒るヒデトラ

カエデ:馬印は頭領のもとにあるべき 頭領らしくおふるまいあそばせ
馬印をめぐって争い、狂阿弥が笑わせ、ヒデトラがかばって矢を打つ
タロウが酒の席にヒデトラを招待する
下座に座らせるカエデ
ヒデトラ:大殿の名目、格式は残すと言ったはず
タロウ:
あの歌は何ごと とがめた家来を撃ち殺した
今後このようなことが起こらぬよう誓約し血判をたまわりたい
ヒデトラ:それが親に対する子の態度か? わしにはもう1人子がおるわ
カエデ:
この城に生まれ育ち、この城を出て、心を許したわが父、兄を
ヒデトラ殿に殺められ、この城に住む身となり
この日をどれほど待ちましたやら
母はこの部屋で自害なされた!
(すごい間だな/汗
このしらせを読むジロウ
家来はジロウにも同じ態度をとるよううながす
ジロウ:兄は問題ない カエデの方が手ごわいぞ
ヒデトラが二の城に来る
ジロウの妻スエは崖の上で読経してる
ヒデトラ:
いつ見ても悲しい顔 見るたびに心が痛む
身内を殺した 恨みをこめてにらんでくれ!
スエ:すべては前世の宿縁
ジロウ:
兄の書状にて郎党どもを城に入れてはならぬとあった
兄に詫びをいれ、一の城に戻るのがよいかと
門でもめごと
ヒデトラの家来・生駒勘解由を城外で待てと命令する
ヒデトラ:
おまえもタロウも同じだ わしは邪魔ものにすぎんのだ
身ひとつで生きていけるのは鳥や獣だけだ
二度ときさまは見たくない!
村人はみな逃げてしまった
生駒勘解由は三の城をすすめるが、サブロウを追放したのに拒否られると思ってさまよう
*
小倉主馬助が一の城に来る
三の城のサブロウの家来は藤巻のもとへ移動する
ヒラヤマがヒデトラに会う
生駒勘解由:百姓の恵みは受けん!
ヒラヤマ:大殿を助けたら死罪とタロウがおふれを出した
藤巻の所へ招く
生駒:藤巻は兄弟を争わせて、この国を乗っ取るつもりだ
狂阿弥もムチ打たれて残る
ヒデトラは三の城に来る
タロウ、ジロウの軍が攻めいる
昔の城は階段がものすごい急だよね
家来:城の内も外も責められ、地獄の沙汰じゃ!
血の色がやけに真っ赤だな
なぜ戦国時代に親子協力せず、父を殺すことになったのか・・・?
これまで殺してきた人たちの恨みつらみか
女たちは互いに刺し合って自死する
銃の戦争も悲惨だけど、刀や槍だとさらに酷い
タロウは天守から狙い撃たれた体で
ジロウの家来が暗殺した

ヒデトラは切腹しようとして刀がない
気が狂ったまま外に出て来る
タンゴと狂阿弥が見つけると花を摘んでる
狂阿弥:狂ってやっと自分の所業を思い知ったか!
*
ヒラヤマ:一夜の宿を頼む ここにおられるのは一文字家の大殿ぞ
盲目の男が1人いるだけ
意識が戻るヒデトラ
ヒデトラ:なんの因果か己だけ死に損なった!
鶴丸(末の弟):父の城が燃え、命と引き換えに目を潰された
姉が届けてくれた笛でもてなす
*
ジロウはカエデにタロウの遺髪を届ける
形見の鎧をジロウが着ているのを当て擦る
カエデは兜を持って現れる
ジロウはカエデがヒデトラを恨んでいることを持ち出す
カエデ:夫の仇、覚悟!
ジロウ:クロガネが兄を撃った
カエデ:
夫を殺されてもなんとも思いませぬ
この城は父の城 そこを追われるのはイヤじゃ!
この願いを聞いてくださるなら何も申しませぬ
この凄み、何度見てもすげーや!


カエデ:かくなるうえはわらわは殿の奥方
ジロウ:正室の末がいる
カエデ:殿は誰にも渡しませぬ ウソ泣きしながら蛾を潰す
ジロウ:暇を出す
カエデ:共に生きるのはイヤじゃ!
*
ヒデトラが昔焼き払った城で雨露をしのぐ
ヒデトラはサブロウの名を聞くと逃げる
ヒラヤマはサブロウを連れて来る間、狂阿弥にヒデトラを任せる
クロガネはスエを殺す役を断る
カエデ:塩に漬けずに持ってくれば見苦しくなる
狂阿弥:オレは子どもの頃からこいつのお守りばっかりしてる
クロガネはスエの首を持ってくるが中身はキツネの像
カエデ:これは稲荷のキツネじゃ! わらわを笑いものにする気か!
クロガネ:キツネは女に化ける 9尾のキツネがこの辺りにいるかもしれない
カエデ:
よくもクロガネと示し合わせて、わらわに恥をかかせた!
スエの方の首を見るまでお目にはかかりませぬ!
スエは鶴丸と逃げる
鶴丸:笛を忘れた
側近が取りに戻る
サブロウの軍が来る
これだけの馬を用意するのもスゴイな
藤巻の軍も揃う
サブロウ:ひとつ間違えば合戦になるぞ
クロガネらはジロウを止める
カエデが出陣前にジロウを呼ぶ
カエデ:
戦に勝つも負けるも殿次第
行方の知れぬ者を引き取るとは申しますまい
大殿を引き渡すと言って、追ってを向けるまで
ヒデトラの上にスエがいる
ヒデトラ:ここは末の父の城跡! 鶴丸も! ここは無間地獄だ!
ヒデトラは70歳とは思えない速さで逃げていく
場所は八幡原ってゆってた?
こんなに広い平原が今もあるのかな
ジロウ軍の赤旗とサブロウの青旗が並ぶ
これだけの兵と馬がガチンコでぶつかるシーンはもう撮れない規模!
大殿を引き取って下がれと書いた文を受け取る

丘の上に大群の影を見る 綾部と藤巻軍
末は阿弥陀の絵を鶴丸に渡して側近を探しに行く
狂阿弥はヒデトラを見失ってサブロウに謝る
サブロウとタンゴは父を探しに行く
ジロウ:サブロウをうち取ったら一番手柄じゃ!
鉄砲隊にサブロウを追わせる
狂阿弥はヒデトラを見つけて、サブロウが声をかける
ヒデトラ:
わしには3人の息子がいた
お前はその1人か?
わしはそのほうに会わせる顔がない
サブロウ:私は父上を恨んではおりませぬ!
ジロウ軍が攻め、森に隠れたサブロウ軍に撃たれる
クロガネ:森の中は守りやすく攻めにくい!
ジロウは数で攻めて策がない
綾部軍が一の城に向かっているとしらせが入る
丘の上にいると思われたのはおとりと分かり慌てて引くジロウ軍
サブロウは父を馬に乗せて戻る
ヒデトラ:積もる話が山ほどある
銃声がしてサブロウが撃たれてあっけなく死ぬ
ヒデトラ:
死んではならん 謝ることがある
暗くなってきた おいぼれめ
ヒデトラも後を追うように死ぬ
ヒラヤマ:魂を呼び戻してはならん!
「合戦は味方の勝利!」
狂阿弥:神や仏はいないのか!
ヒラヤマ:
神や仏は泣いているのだ
繰り返す人間の愚かさは神や仏も救う術はないのだ
これがヒトの世だ 安らぎより苦しみを求めているのだ
一の城も大混乱
天守へ向かうジロウ
どさくさに紛れてスエの首を持ってくる家来
クロガネ:カエデの方に仕えた覚えはない!
カエデ:
親きょうだいの恨みのこもったこの城が燃える様を
わらわはこの目で見たかった!
クロガネはカエデを斬る
クロガネ:もはやこれまで! のちほどお供つかまつる
ヒデトラとサブロウを担架で運ぶ家来
鶴丸だけが1人残される
姉からもらった仏画を落とす
ものすごい遠方からの絵で終わり