花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「北欧の旅」(3)

2014年06月20日 | 海外旅行「北欧」デンマーク、スエーデン、ノルウエイ、フィンランド
≪デンマーク「コペンハーゲン」の観光≫(1)

成田国際空港を11時に離陸したフィンランドの「ヘルシンキ」行きの航空機は、「ヘルシンキ」に14;20に着いた。日本との時差が6時間遅れなのでかかった時間は9時間20分だった。
そこから17;45発のデンマーク「コペンハーゲン」行きに乗り換えて、到着したのは18;10だったが、さらに時差は7時間となるので、成田からの総時間では、実際には14時間10分かかった


(機内から下を写した)

空港でスーツケースを受け取ってバスに乗り、現地ガイドの案内でホテルに向かった。

その途中、現地の年配の女性ガイドが、国の概要を説明した。
『デンマークは冬でも雪が少ないので「黒い冬」と言われる。暖流の影響で極端に寒くはならないが、緯度が高いため冬は日照時間が極端に短くなり「うつ病」患者が多いし、皮膚がんにもなり易いのだそうだ。

資源が少ない国なので、昔から知恵を絞って生きて来た。その代表的な例は1427年にスエーデンとデンマークの間の最狭のオアソン海峡を通る船に「通行税」を掛けるようにしたことだが、それでデンマークは大きな利益を得た。これは400年前に廃止された。

また小中高校、大学は全て無料。大学は全て国立で、学生の生活費も無料だ。
医療費は外国人も含めて全て無料だが、救急車を使えばその費用は自己負担だ。
65歳以上の高齢者には国民年金が出るが、国民は質素な生活をして若い時から貯金をし、年金は当てにしない人が多い。
老人ホームに入ると、ケアは無料だが部屋代と食費は有料だ。在宅でケアを受ける人には、1日10回ヘルパーが来る。

1週37時間労働で、時間外労働はしない。女性は結婚しても働き続けるので、専業主婦はいない。出産後の休暇は1年間取れ、託児所は市の責任となっている。

失業率は5%で、税金は42~52%と世界一高い。しかし88%の人が税金を積極的に負担する。それは貧富の差が小さく、落ちこぼれる人がいない安心感からだ。』

私が行く前にデンマークについて読んだ本と同様の事を、生の言葉でガイドから聞いたのだった。ただ思いがけなかったのは「貯金をする」という話だった。生活の不安が無ければ、貯金をしなくなると私は思っていたが違った。

話を聞いている内に市内に入り、中心街にあるホテルに着いた。
バスを下りる前に、「デンマークは平坦な国土なので、通勤通学に自転車が多く使われ、車道と歩道の間に自転車専用道がある。自転車は勢い良く走って来るので注意するように。」と言われた。

ホテルから5分程の距離に「チボリ公園」があると聞き、歩いて行った。公園内には入らなかったが、入り口で管理、検札している中年男性2人はサービス精神に溢れていて、快く写真撮影に応じてくれた。
また、確かに自転車が多く、女性でも凄いスピードで乗っていた。
ホテルの隣にスーパーマーケットがあったので、ドライフルーツなどのちょっとしたものを買った。

「白夜」の季節に入っていて22時過ぎまで明るかった。体内時計が狂うので早めにカーテンを閉めて、23時には寝た。こうして長かった旅の1日目が終った。

 
(ホテルの部屋から前の通りを写した。工事中の所が自転車専用道路)   (チボリ公園入り口の門)

 
(街のレストランなどが入るビル)                          (駐輪場)

  ※小さい写真は、クリックすると拡大する。

コメント (2)
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