花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「北欧の旅」(5)

2014年06月22日 | 海外旅行「北欧」デンマーク、スエーデン、ノルウエイ、フィンランド

≪デンマーク「コペンハーゲン」の観光≫(3)

2つの城を見学した後、また「コペンハーゲン」に戻るバスの中で現地ガイドが話してくれたことをメモ書きから拾う。
「デンマークでは酒は無税なので、スエーデン人がフェリーに20分乗って買いに来る。車の運転は、ビール2本までの飲酒なら許されている。金曜は午前勤務なので、昼にビールを飲んで帰る人が多い。」
「自己決定、自己責任が求められる社会なので、それぞれが個性的な生き方をしている。子どもの飲酒も自己責任である。」
「物価は北欧の中では一番安い。」というような話だった。

日本人は欧米人に比べて、肝臓がアルコールを分解する能力が低いと言われるが、欧米人だって個人差があるだろうに、ビール2本までの飲酒運転が許されるなんて恐ろしいと思った。

昼食に出たメイン料理(鶏肉のハンバーグがあっさりしていた。赤カブの酢漬けは美味しかった)とパン屋のショウケースのパンの写真である。

 

③「アメリエンボー宮殿」と宮殿前広場
ここは宮殿と言っても、18世紀末に火災にあったため、4人の貴族のマンションを宮殿にしたものらしい。私達は宮殿前広場に行って、黒い熊の毛皮の帽子を被った衛兵が正午に交代するのを見ただけだった。
ガイドはしきりと「ここの衛兵は、何となく締りがない感じがする。」と言っていたが、確かに1人と1人が交代するだけなので、雰囲気が今一つだった。

 

④「ニューハウン」
運河に沿って色彩豊かな建物が立ち並んでいる地域で、レストランが多く、かっては「アンデルセン」が住んだ部屋もあるという



⑤「人魚の像」と「アンデルセン」
作家「アンデルセン」の童話「人魚姫」に因んで1913年に作られた全長80cmの像を見るためにバスが一時停止したが、周囲には多くの人がいて交代で像の前に立ち写真を撮っていたので、私はバスの中から見るだけにした。

世界中の人が知っているデンマークの作家「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」は、1805年、靴職人の父親の子どもとして商業都市「オーデンセ」に生まれ、一間きりの狭い家で貧しい子ども時代を過した人だ。
小学校に行っても友達とは遊ばず、ぼんやりと空を見たり空想にふける孤独な子どもだったという。先生から鞭でたたかれた後は、もう決して学校に行かなかったらしい。
14歳の時、演劇学校に入るためにコペンハーゲンに出、歌や舞踊を学び、脚本も書いたが、役者になる夢は挫折する。
劇場幹部が稚拙な文章の中に彼の才能を見つけ、語学学校に行かせてくれた。脚本では成功しなかったが、童話作家として認められた。
生涯独身を貫き、定住をせず、旅が好きだった。

自身の生活体験から生まれた『醜いアヒルの子』『親指姫』『赤い靴』などの多くの童話を残した。今「オーデンセ」は、彼の出生地として観光都市になっている。

⑥「市庁舎前広場」



見学後、16;45出航の大型客船「DFDS/シーウェイズ」に乗船し、ノルウエーの「オスロ」まで17時間の船旅をした。
私は従姉と2人で3.5畳程ある個室に洗面、トイレ、シャワー室が付いた海側の2人用船室に入った。
夕食は大勢の外国人に混ざり、多様な料理が用意されたビュッフェだった。夕食後は船内の大型ショップで、デンマーククローネを使い切るために「ブランデーチョコレート」を2箱買った。
窓外の海はまだまだ明るかったが、疲れたのでカーテンを引いて22時には寝た。

コメント (2)
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