花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

図書館で巨大文字の本を発見

2015年11月10日 | 高齢期の生活全般

今日は朝から雨。そのために気温が上がらず、最高気温は6度だった。
庭仕事ができないのでその他の用事を足すことにした。

先ず、歯を詰めた金属が先日寝ていた時に取れたので、歯科に行って直して貰った。
次に借りていた本数冊を図書館に返却に行って、新たな本を借りて来た。
その時、文庫の書棚の隣に22ビットの巨大文字で印刷された小説や民話を発見した。
視力が0.1しかない伯母にも読めるかも知れないと考え、適当に3冊選んだ。

それから「蜜柑」1袋と「飲むヨーグルト」を持って伯母の所に行った。
本を渡すと「こんなに大きな文字なら、読めるかも知れない。」と喜んでくれた。私からは「目が疲れるほど詠んだら駄目だよ。」と一言いった。

今日の伯母は、1月程前に入所して来た人の話をしていた。
90歳の女性で息子が3人いて、孫達も沢山いるらしいけど、誰も会いに来てくれないのだとか。ずっとそうなので特に寂しくは感じないと言っている。
この所随分寒くなったが、その人は温かい下着や上着の着替えが無いので困っているそうだ。また認知症らしく、物忘れをする人だとも…。
花が好きだと言うので、伯母の部屋にあるアザレアの花を見に来た時に「蜜柑」を上げたら、「今年初めて食べる。」と話したそうだ。
伯母は、「その人の事を考えたら、自分は何て幸せなのだろうかと思う。お陰さまで本当に感謝している。」と話した。
私は「ここは老健施設だから、認知症の人や伯母さんの様に耳や目が悪い人、車椅子の人、内臓の病気などで病院から退院して来たばかりの人など、色々な人がいるんだよ。でも家庭の状況は様々なんだよ。」と話したら、納得した様だった。
最後に「伯母さんは家族を亡くしてしまったけれど、農家の嫁として一生懸命働き続け、伯父の介護も自宅でしたから、そのご褒美で今の暮らしがあるように思うよ。」と話した。

コメント (2)
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