花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「後期高齢者」になった私と最近の伯母

2018年09月19日 | 高齢期の生活全般
昨日は私の75歳の誕生日だった。
娘から「おめでとう」のメールがあっただけだったし、私も特に何かしたいと思わなかったのでケーキの一個も食べなかった。
只、先月末から家の塗装をしてもらっていたが、一部手直しを頼んでいた部分の塗装が終り、全体の塗装が完成した日だった。

                    

75歳の誕生日から「国民健康保険証」の「被保険者」ではなくなるので、過日「後期高齢者医療被保険者証」が送られて来ていた。
また先月には、「自動車免許更新」の検査項目に「認知症検査」と「動体視力検査」などが入ったことで、気分的に「後期高齢者」であることを自認させられていたのは事実だ。

同居して介護していた伯母が入院中なので精神的に落ち着かず、まだ、今後どのように過したいという具体案が持てないでいる。
趣味の旅行も6月以降は中止している。何時になったらまた行く事ができるのか分からない。

ただ、体の筋肉は明らかに減退し、時々ふら付いたり、ズボンを履く時に気合を入れないとよろける。98歳の伯母が、88歳まで野菜作りをしていた事を思うと、凄いな~と今更ながら感嘆する。

その伯母も、入院してから4ヶ月が経ち、すっかりやせ細ってしまった。
「排泄」は、ヘルパーの手を借りて、ベッドから降り、横に置いてある「簡易トイレ」で行っている。
「食事」は、「誤嚥性肺炎」を予防するために、ミキサーにかけたどろどろ食で美味しいはずが無く、可哀相だなと思う。
伯母に「誤嚥して肺炎になるかも知れないけれど、美味しい刻み食にしたい?」と聞くと、「今のでいい。」と答える。
1週間程前には「亡くなった母が傍に来ている。」といい、私がいつもの様にプリンを食べさそうとするのを制して「先に母に食べさせて欲しい。」と言った。
脳梗塞で目が見えなくなっているので、頭に浮かぶ昔の記憶の映像が伯母を支配しているのかも知れない。
昨日も「伯母の誕生日」を聞くと答えられたが、「今何歳なの?」と聞いたら「100歳」だと初めて誤答した。
私が「そろそろ帰るから。」と言うと、「忙しいのにいつも済まないね~。有難う。」という。同室の患者の家族の人が、そんな事を言う伯母を見て感心している。

TVの「放送大学」の講座を見ていたら「今75歳の女性の平均余命は、90歳だ」と言っていた。それに従うと「私の余命は後15年」だ。
61歳の時に癌の手術をして以来、札幌市内での高層の集合住宅住まいを止め、近郊の市に家を新築し、移って生活の仕方を大きく変えて来たが、その生活も残り僅かになった。私の場合は、あれこれ病気を持っているので、もう少し余命は短いかも。
先ずは伯母を最後まで看取ってから、私の余生の過し方を考えたいと思う。

何にしても取りあえず健康が基本なので、今まで通り無理の無い状態で庭仕事を続けて行きたいし、今まで同様、1日1日を前向きに、精一杯有意義に、そして楽しみながら生活したいと思っている所だ。

コメント (4)
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