≪ライプツィヒ・ワイマール≫
ポツダムを見学後、270km南西のライプツィヒに向かい、そこで昼食を食べた。
この町は古くから商業、金融の町として発展し、ドイツで3番目に古い大学があり、ゲーテ、ニーチェ、森鴎外も学んだと言う。
印刷、出版が盛んな町としても有名で、世界初の新聞が発行された町である。かってはドイツの出版物の半数以上がライプツィヒで印刷されていたらしい。
また1989年、この町最大のニコライ教会(1165年建立)は、平和の祈りに集まった若者たちが民主化を掲げたデモをした事がドイツ統一のきっかけとなったという歴史的に有名な教会であるが、今回その教会には行かなかった。
午後はさらに270km南西にあるワイマール市に向かった。
私は、高校時代に世界史で習った民主的な『ワイマール憲法』が制定された土地として記憶していたが、この町でゲーテは、1775年26歳でやって来てから亡くなる82歳(1831年)までを過ごし、『ファウスト』などの文学を生み出したのだ。またゲーテと並んで評されるドイツ古典文学者で劇作家のシラーも、ゲーテに招かれてやって来て、ここで『ウイリアムテル』を書き、亡くなったという。
『ファウスト』や『ウイリアムテル』が初演されたという国民劇場は何度か火災で消失したらしいが、今のは1907年に再建されたものだ。国民劇場前の広場には二人が並ぶ大きな像が建っていた。それを見て二人が町の誇りなのだと強く感じた。写真①
ゲーテが亡くなってから180年経ったが、彼が56年間住んでいたという家②とシラーの家③が保存公開されていた。私たちは外から写真を写しただけだった。
高校時代にゲーテの著作は世界文学全集で読んだが、シラーの作品は『ウイリアムテル』の童話を知っているだけなので、今度図書館で探したいと思っている。
この国民劇場④では、1919年に『ワイマール憲法』が採択されている。
① ②
③ ④
その日のワイマールでは、丁度、「玉ねぎ祭り」が行われていて、旧市街のゲーテ広場や通りは数えきれない程多くの出店と行き交う人々で大混雑していた。出店には小玉葱で作ったリースや飾りなどが売られていて、地元の人たちが買い求めていた。飲食関係の出店も多かった。
国民劇場前広場には舞台が作られ、電子ギターの音楽が演奏されていて、大音響のスピーカーで響いていた。それを見て私は、こんな祭りもいいなと思った。
ワイマール見学を終えてから、その日の宿泊先である隣町エアフルトの「エクセルシオールホテル」に向かった。
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舞姫の舞台ですか!そう思って見るとまた見え方が違ってきますね。
「玉ねぎ祭り」も楽しそう。そういえば大阪の新梅田シティーのクリスマスフェスはこんな感じでした。
お堅いイメージが先にたつドイツですがメルヘンの国でもあるのですよね(^-^)
私は、もう海外に出るのが難しいので、皆様の旅で気分だけ共有させてもらってっています。
友人が、フラッと誘ってくれて、伊豆近辺をドライブ(というよりおしゃべりが目的で)します。そんな時、たまたま見つけた喫茶店が素敵だと、得したような、いい気分に浸っています。
時間もないし、資金もなし・・・で夢ですが、
写真で観たドイツのクリスマスマーケットに憧れています。
ソナタさんの「玉ねぎ祭り」の写真の雰囲気が、
先日見たマーケットのパンフレットの様子に似ています。
楽しそうですね。
いつか、行ってみたいものです。
今回の旅行先の町はどこでも中世の雰囲気が残っていて、まるでおとぎの世界に居る様でしたよ。
私もかっては硬いイメージを持っていましたが、何度か行くうちに旅行にお薦めの国だと思う様になりました。
伊豆の花さん、こんにちは。
他愛ない話をリラックスして楽しめる友人は、とても貴重な存在ですね。私もいつも友人達に癒されています。
今回も70歳代の方が沢山参加していました。足が悪く杖を突いていた女性もいて、励まされました。
ガチャピンさん、こんにちは。
旅行をするには時間が必要ですが、やがてそのうち私の様に、毎日が日曜日という日も来るでしょう。
どうぞ今は老後の活動資金を作って、そのうち夢を実現させて下さいね。
ドイツの旧市街には必ず教会前に広場があり、そこで年中、市が開かれています。それを見るのも楽しいです。勿論祭りは凄い熱気でした。
高校時代、世界史は苦手でした。教科書だけでさっぱりイメージできないし、身近に感じなかったからだと思います。ところが旅行してみると、俄然興味が湧いてくるから不思議ですね。