2週間前から思いついて、もう使わない食器を選別して来た。
実は31歳の時に最初に建てた4LDKの家のダイニングリビングが15畳ほどと広かったので、隣の市の一番大きい家具店に行き、幅154cm、高さ195cmで2段重ねの「旭川家具」製、価格もその店の最高額だった食器棚を買って使って来ていた。その後の数度の引っ越しにもかかわらず、40年以上経つのに色艶もほとんど初期のまま変わっていない。
しかし、その大きさ故、「同じ料理でも、盛り付ける器によって見栄えが異なる」と信じてきた私は、所詮価格も知れているので瀬戸物集めが趣味の一つとなり、デパートの食器売り場で目に付いたら買って来た。
しかし、この先を考えると、もう来客が多く来る事は無いだろうから、この際、思い切って処分する物を選別することにした。
「思いついたら吉日」の勢いで、一旦、どんどん段ボールに出したが、それから毎日出した食器を見ていると「これはまだ手元に残しておきたいな」という気持ちが沸いてきた食器があった。結局、その食器と、今まで毎日、普段使いして来て、十分使い尽くした食器を交換することにしたのだ。
※これは大中6枚セットの「HOYA CHINA」の洋皿だ。金線入りのために電子レンジに掛けられず、ほとんど使って来なかった。一旦は捨てようとしたが、輝く白色に心引かれ、思い直してもう少し使って見ることにした。捨てるのはいつでもできるのだから。
※もう一つは「USA CORELLE」の磁器で、大皿1枚、中ボール2個だ。捨てようとしていたところ、花友さんに「これも捨てるの?」と言われて考え直し、もう少し使い方を工夫して見ることにした食器だ。
磁器はガラス質を含む陶石が原料で、陶器よりも高い温度で焼き上げられるため薄く強度がある。しかし、陶器より熱伝導性が高く、熱しやすく冷めやすいので、スープや熱々の料理を入れると手で持てなくなる。そのため冷たい料理に出番が限られていたので捨てようかと思ったが、考え直した。
今日は市の「燃やせないゴミ」の指定ビニール袋2つに入れて家の前に出した。とても重いので「セトモノ」と外側に書いた。
お陰様で食器棚はスカスカになり、棚の奥にあった食器も出し入れしやすくなった。続けて他の片付けにも着手できたら良いのだけれど。
私にも、食器に拘る友人がいて、もうだいぶ前の事ですが、子供が大きくなったからと、通常使いの器を捨てて、今まで大事にしていた器(魯山人作など)を通常使いに切り替えたのですね。
でも、処分するつもりの器にも未練があって、私がそれを貰い受ける事で決着を図ったのです。
当然、私は不要の器ですから、ボツボツと廃棄処分しました。
友人は自分では決断出来ないから、私が処分するのを承知の上で、私に委ねたのですよね。
戦前・戦中に青春時代を送ったモッタイナイ派世代ですもの当然と思いました。
まだ、「断捨離」などという言葉が無かった(と思う)時代でした。
早速のコメントをありがとう。
また、伊豆の花さんの体験談を離して下さり、有り難うございました。
「勿体ない」という考えは大切ですが、リサイクル、リユーズができれば、資源は長く生かされますね。
市のリサイクル市がその内開かれるかなとも思いますが、参加は色々面倒なことがありそうですね。
私は、「断捨離」は、まだ先で良いとも思います。