「ジャイサルメール」は、隣国「パキスタン」との国境まで100kmほどしかなく、「タ-ル砂漠」の真ん中にある人口約8万人の町だ。
この町は、「ラージプート」の王「ジャイサル」が東西貿易の要所として12世紀に築いた都市国家だが、スエズ運河が開通し、「パキスタン」がインドから分離独立すると次第に貿易が衰退して、今では観光以外の収入が少ない貧しい町になってしまったという。
朝、バスで「カディサール湖」の船着場に行った。この湖も貯水池として造られたものだ。入り口に立派な門が立つが、上には「クリシュナ寺院」がある。
世界遺産「ジャイサルメール城」は黄色い砂岩で築かれていて、今でも旧市街には大勢の人達が暮らしている。
インド中で色々な動物が野生で暮らしているが、中でも牛が一番多い。資料によると、インドの牛乳・乳製品は品質が良く、生産量も世界第2位だというが、牛を飼う土地がない酪農家が多いので、放し飼いにされてしまうのだそうだ。雌牛は役立つが、牡牛は農耕以外は役立たないので捨てられることが多い。確かに見ると野良牛の大半は牡牛だった。(ヒンズー教では牛は神様なので殺したり食べたりはしない。多分、表向きだろうが)
路上で「ラクダの骨」を削って、人形の体を作っている人。布地の服を着せて売る。
「絨毯店」の入り口で、古い衣類や絨毯から使える部品を取り出してリサイクルしている年配の女性達。
女性の傍で、カーテンにタグを縫い付けている男性。
見晴らしが良いレストランで昼食に出された定食「ターリー」
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