花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

四国4日間の旅 (2)

2008年12月18日 | 「国内旅行」八重山諸島・四国周遊

3日目 ホテル→→高知市市内車窓観光→→桂浜・坂本龍馬像→→かつお加工食品販売店→→四万十川→→宇和島→→味楽蜜柑選果場→→道後温泉(泊)

高知市に「はりまや橋」が幾つもある事を知り、驚いた。

桂浜では、龍馬像が青空の下ですっくと立っていたが、余りにも大き過ぎて人物写真のバックに入れるのに難しかった。
また桂浜は、「日本の渚100選」に選ばれている浜だけに、波が静かで清潔だった。しかしガイドから、ここは砂浜が急に切れて深い海になるので遊泳が禁じられていると聞き、清潔な訳がわかった。
何隻もの大型船、小型船が眼前の土佐湾に浮かんでいたが、昔からここに住む人は、遥かな海の彼方を想像した事だろうと思った。
浜の中央に「大町桂月記念碑」を見つけたが、明治2年に高知に生まれ、東京帝国大学国文科を出たと言う桂月は、北海道層雲峡の名付け親としても有名で、北海道の各地を旅行して紀行文を書いたようだ。大雪山系の黒岳の傍に「桂月岳」という名の山もある。余程足腰が丈夫で旅好きであり、紀行文を多く残した人だったのだろう。
赤い竜王宮がある展望台に上がった後、浜で綺麗な石を幾つか拾ってバスに戻った。

鰹加工食品販売店では、かなり前に獲って冷凍した鰹を、毎日、少しずつ解凍して、色々な食品に加工していた。鰹の大きさは想像以上で、扱っていた女性には大変な力仕事に見えた。
店で売っていたゆずが珍しかったので買った。

「清流日本一」で有名な四万十川は水量が少なかったが、川岸に下りると水が綺麗で底まで見えていた。古い屋台船が繋がれていて風情があった。

宇和島は、波の穏やかな湾を生かし、真珠の養殖いかだが沢山あった。真珠生産量は日本一だと説明されたが、伊勢志摩程有名でないのはどうしてだろうか。
ある真珠の店に立ち寄ったが、価格は20%引きとか50%引きとか表示されていた。適正価格は幾らなのかすごく不審に思った。

隣の吉田町農協の大規模な蜜柑選果場を見学した。
幾つものラインで選別された蜜柑が転がるように運ばれて行って、最後には大きさ別に箱詰めされていた。そこで働いていた女性は、僅かだった。そうして出来上がった箱詰め蜜柑は新鮮そうだが、結構、良い価格で売られていた。試食の後で宅配を頼んだ人も数人いた。

日没後、最後の宿泊地、道後温泉に着いた。
その日は「道後温泉本館」は休日だった。私達のホテルがそのすぐ傍だったので、部屋に荷物を置いて急いで行き、写真を撮ったが、暗くて良い写真にはならなかった。
坊ちゃんは小説の登場人物に過ぎないのに、多くの日本人にあたかも実際にいたように親しまれている事が、私には少なからず驚きだった。しかし、明治27年に建てられ、国の重要文化財に指定されている建物だけに、その場所は、確かに私達を夏目漱石が生きた明治時代にタイムスリップさせてくれるように感じた。

その日のホテルのトリプルルームも、なかなか良かった。食事では日本酒で乾杯して疲れを癒し、「本館」と同じホテルの湯に浸かって寝た。

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