この所、外出する際はマスクを着けるのを忘れないようにしているし、外で出会う人達も、律儀にほとんどマスクをしている。
ところが「化学繊維」でできている「使い捨てマスク」は、吸湿性が無いのでマスク内に呼気の水蒸気が溜まり、べたべたする上に息苦しい。
その点、昔からあった「ガーゼのマスク」は通気性が抜群で、気分良くつけていられるが、家には2個ほどしか買い置きがない。今では薬局やスーパーでも、マスク自体が棚から消えていて、勿論ガーゼ製もいつ入荷するか分からないという。
また、私と同様、手作りしたい人達が増えているらしく、ガーゼの生地もゴム紐も品薄だ。
以前ベトナムに行った時、オートバイが多く排気ガスで大気汚染がすざましい中、オートバイの運転手とそれに同乗している1~3人は、色も柄もとりどりのマスクをしていたのを見た。
その頃、日本ではマスクと言えば白が定番で、それ以外は売られていなかったので、私も白以外のユニークなマスクをして見たくなり、生地を物色したりした事があったが、その時は緊急性がなかったので、結局作らなかった。
今回は、「コロナウイルス」による感染の危険性がいつ収束するかが分からない。気分良くマスクをしていたいので、いよいよ自分で手作りする事にした。
一昨日の夜、箪笥の中を探したら、33cm幅の「ガーゼ」の生地が2m程出て来た。「晒し木綿」も同じ位あった。どちらもマスクの「裏地」として使える。「表生地」を探したら、木綿の「ネル地」でできた寝具の新しい「襟掛け」があった。色は青で、ボーダーの花柄がついているが、使えそうだ。
違う生地同士を表裏にしてマスクを作りたいので、昨日朝、生地の全てを地直しするため、2時間ほど水を吸わせて繊維を収縮させてから、干してアイロンを掛けた。
次に「マスクの型紙」が必要だが、家にあった立体的に作られている「使い捨てマスク」の形が気に入っていたので、それを参考にして自分で簡単な型紙を作成した。この形は、折りたたみ式のと違って、生地が少ししかいらないマスクだ。
いよいよ「ネル地」と「ガーゼ地」を中表にあわせ、その上に型紙を置き、印をつけてから縫い代分を付けて2枚一緒にカットした。
反対側の生地にも簡単に印をつけて、縫い合わせて行った。
初めの1枚は完成させるまで時間が掛かったが、2枚目からは30分前後で完成できる様になった。また、裁ち方を少し変えると、サイズも大中小のものができた。
結局、昨日は9個、今日は7個で、計16個を作った。「ネル地」の使う場所によって、色々な花柄になった。
それに昨日買って来た細目のゴムひもを通して完成させ、半分は近所へもお裾分けした。(無地にできたマスクは、男性も使えるかもしれないと思って差し上げた)
すると友人が、「二重ガーゼ」でできた「タオル」が使えないかと届けに来てくれた。
早速作ってみたが、生地が厚過ぎて私のミシンでは上手く縫えないのだ。何とか2個縫い上げて見た。なかなか着け心地良いマスクにはなったが、縫いづらく時間も掛かるので、それ以上作るのは一旦諦めた。
久し振りのミシン踏みで、肩が凝って来た。それに細かな仕事をし続けたので、眼も凄く疲れた。
当面、手元に9個残っているので、暫くは洗いながら大切に使おうと思っている。
マスクは色々な形の物があるので、その内また、別の色や柄の生地を見つけて、作って見たいと思っている。
(窓ガラスに張っているシールの絵柄が、型紙に反射してしまった)
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