長引いた風邪が落ち着いたので、一昨日、久しぶりに91歳の伯母に会いに行った。
旅行の土産にカフェオレ飴(マレーシア製)と蓮の実の砂糖菓子(ベトナム製)、近くのスーパーで求めたくるみ餅、伊予柑、カニ寿司などを持参した。
伯母のいるI市は、道路面に雪はないものの、両側にうず高く積もっている雪は札幌当たりの倍の高さに感じられ、流石豪雪地帯だと驚いた。
先月は降り続く大雪のため除雪が間に合わず、120棟以上の農家のビニールハウスが倒壊したという地域だ。
会うなり伯母は「腰が痛い。」と言う。数年前にタクシーがバウンドした時に腰骨を損傷しているのだが、また骨粗鬆症で骨に異常が起きているのかも知れない。病院に行くように勧めた。
目はさらに悪くなり、耳も聞こえなくなって来てTVは見なくなったが、脳の異常は全くなく、ラジオでニュースを聞いていて、私と普通にリビア情勢やNZの災害の事を話す。
しかし、1人息子の死後、身元引受人になった80代の妹が、昨秋癌で入院し、回復が望めない状況になったので伯母の今後を心配していたのだ。
今いる高齢者優良賃貸住宅には、朝夕の食費も含めて月々12万円程度かかっているらしいのだが、「95才位迄に死ねなかったら、生活費がなくなるから困る。」というのだ。
伯母には亡くなった伯父の遺族年金(軍人恩給)が年間60万円余りと自分の年金が年間8万円しかなく、今も半分以上の生活費は農業をしていた頃の預金を切り崩して充てて来ているのだ。その貯金も農業を止めてからすでに30年近くが経っているので、余り残っていないと思われる。
私は、「その時は私が何とかするから、大丈夫だから。」と言った。
しかし、今はまだ元気でもこの先どうなるかは分からないので、私は伯母の健康と生活面の不安を感じているのだ。
数年前に新築した私の家は、自分の高齢期の生活を考えたバリアフリー設計にしてあり、空き部屋もあるので、建物だけから言うといつ伯母が来ても良いのだが、私1人で全ての世話をすることを考えると体力的にも時間的にも不安が出て来て、今の所は踏み切れない。
かといって、直ぐに入居できる適当な施設が、我が家の近くにあるのかどうか。近々、市役所に行って相談して来ようかと思っている。
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国民に老後の心配をさせるような国はダメですね。
しかし今でもこういう状態なら私たちの時代はもっと酷いかもしれません。
定年から年金を貰えるまでがすでに無収入の5年になってしまうのですからスタートから最悪です。
叔母様が安心して過ごせるような解決方が見つかるといいですね。
ご心配有難うございます。
伯母は全くしっかりしているので、まだ「要支援2」なんです。それで介護施設の入居はできない中途半端な状態なのです。
3年来自分でデイサービスには行っているので、きちんと伯母から私が依頼されたら、その時にケアマネージャーに会って見ます。
伯父夫婦は親から継いだ農地で50年以上米と玉葱を生産して来ましたが、伯父が亡くなった3年前の貯金残高を聞いて、長年の労働に見合わない少ない金額に驚いた事があります。
あばたさん、こんにちは。
伯母は大家族の農家の長男に嫁ぎ、50年以上も厳しい農業労働と家事で苦労して来たのに、経済的には本当に切ない状況で、血の繋がりが無い私がしゃしゃり出なくてもと思うのですが、放って置けない気持ちなのです。
これからの年金制度の改革も求められますが、先ずは専業主婦が、1円も払わずとも遺族年金を受け取れたり、国民健康保険のサービスを受けられるという特別優遇制度を見直すべきだと思っています。
専業主婦の受け取り分は、夫が掛けていると勘違いしている人が多いですが、実は働く女性と独身男性が負担しているのです。
しかも、今までの「夫と専業主婦と子供」という核家族のモデルは、現在は40%を切りましたしね。