昨日、Kさんにできたブラウスを届けに行った。着て貰ったら「サイズが丁度良く、気やすい。」と言われた。
背中が前に曲がってしまっているため、前丈を後ろ丈より短く仕立てたが、着たら前後の丈が丁度同じになっていた。内心、素人の私の製図の仕方もまんざら悪くないなと思った。
母子家庭で貧しかった子供時代の私は、安い生地なら母親が買ってくれたので、小学校5年生の頃から家にあった婦人雑誌の付録を見ながら独学で洋服の製図を書き、自分や妹の服を縫っていた。中学校の家庭科でスカートの縫製を、高校の家庭科では制服の白ブラウスの縫製を習った。結婚した頃には店に「既製服」なる物が売られるようになっていたが、高価だったので、趣味と実益で時々は子供の服や小物も作って来たのだった。
改めて彼女の生年月日を聞いたら、「来月90歳になります。」と言う。私は86歳位かなと思っていたので、余りの若々しさに驚いた。それで改めて、今回作ったブラウスと買い物袋を誕生日のお祝いにすることにした。
彼女からは他にまだ預かっている着物があるので、暇を見ながら解いて洗濯し、また、何かにリフォームしてあげたいと思っている。
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