存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

カンブリア宮殿

2009-01-05 22:41:07 | TV番組
カルロス・ゴーン日産社長がゲスト

村上龍の質問とゴーンの受け答えを興味を持ってみています。

ゴーン:どんな企業でも「計画」と「人材」がしっかりしていれば経営再建は可能です。
龍:GMに再建を頼まれても、再建する自信はありますか?
ゴーン:依頼をされていないので、わかりません。どんな個別の状況があるのかもわかりませんし。
 日産に来た時も全てわかっていたわけではなく、社員とともに検討しました。問題点は社員が知っています。

この長期化する不況を乗り切るためには人員削減は仕方が無い。
ただ、もったいない。企業にとって必要なのは、人々の絆で成り立つ企業労働を成り立たせるために時間とお金をかけて訓練・教育してきた労働力を切り離すのは非常にもったいないことです。

日本の素晴らしいのは「現場」です。
熱意と勤勉さは世界の中でもずば抜けて素晴らしいです。
世界を知っている人は皆 同じ事を言います。
なので、産業の空洞化などで「現場」が財政問題で外国に移転することは、非常に遺憾なことである。

一年間でアメリカ市場が4割も減少することは経験したことが無く、
イギリスでも4割、スペインで6割も縮小していることから、そうした激変を見極め、
アメリカのビック3で労働人口の10%を占めているため政府による救済は適切であるし、ドイツ・日本でも自動車関連産業(部品・派生する産業も含めて)一番影響力がある。そのため今後の経営はかなり慎重にしていかなければならない。

円高問題は自動車業界のみならず、輸出企業にはかなり厳しく、116円代から一気に88円に変化した稀な現状に金融危機と不況。前代未聞の危機に直面している。

2008年のモーター・ショーでは、EV自動車(電気自動車)が目立った。次世代自動車では、排気ガスがゼロの自動車も発表された。イオンでは買い物している間に電気自動車の充電を行う駐車場を建設。首都高のスタンドもインフラ建設に参加。ルノーは日産のエンジンを使いながら相互発展を狙う。ゴーンは日産兼ルノー社長でもある。
慶応大学が開発した電気自動車は300キロが出る設計。

キーは
リチウム電池の開発。

キューブの電気自動車に試乗した村上龍
レスポンスが良く、速い。排ガスはゼロ。
デザインは変わるらしいが、電気自動車のバッテリーを除いた価格設定は普通の自動車と同じ。
バッテリーはレンタル方式で、充電した電気代と合計して現在のガソリン代程度に抑えることで、現状のユーザーと負担が変わらない状態にする事を検討している。
誰が大量生産して市場に電気自動車を投入できるかが注目されている状況。

龍の視点では、
オバマ次期大統領がデトロイト・ビック3だけではなく、環境破壊をしないメーカーとしても優秀である真のビック3であるトヨタ・日産・ホンダに支援をしていかないとフェアーではないのではないですか?
ゴーン
アメリカ政府が国産企業を支援するように日本政府も日本企業を支援するようになれば良いのではないですか。

2008年11月のシカゴでのモーター・ショー
ビック3が発表を控えて、日産は新型フェアレディーZを敢えて発表。
Zの日本のファンクラブ会員数は1万人
1969年-2000年で4世代
2002年 5代目(25万台)
2008年 6代目(栃木工場で生産)発売から2週間で1051台(目標は500台)売却
開発責任者(チーフ・プロダクト・ スペシャリスト)の湯川伸次郎は「楽しさがあれば自動車業界はまだ売れる」

ゴーン:車に乗ると楽しくなる。5~10分で嬉しくて笑顔になる。こうした商品は車だからこそである。

龍:日本の若者は自動車に興味がなくなっている人が多くなっていることについてどう思いますか。
ゴーン:自分も若いときに中古車を乗っていた。でもZのような車に憧れていました。今の若い人たちにもそういった部分があると思いますよ。でも、先進国の若者達は別のものにも興味を持っていて、我々は環境破壊に配慮した電気自動車を提案していきたい。電気製品についても広げていきたい。全く悲観はしていませんよ。


コメント (4)
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