存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

SONGS 小泉今日子 後

2009-01-28 23:23:39 | TV番組
印象的なのは、キョンキョンの昔から感じている
いわゆるアイドルとしての振る舞いからの脱却する部分に関するコメントだった。

自分達のいる世界は甘やかされていることがあり、若いときからとても嫌で、それが悪意ではないということは最近分かってきたけれど、そういうことが嫌で、とんがった扱いにくい子供だったけれど、今では少し人の痛みもわかってきたし、芸能人だからと言って、甘やかされて許されることは全く無いことを自覚して、歳相応の活動をしていこうとする話。

1 Innocent Love

2 優しい雨

3 samida-rain

4 あなたに会えてよかった

5 Bye Bye

歌は自然と耳に入ってくる感じでした。

コメント (2)
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坂本龍一new year special 2009 VOL.2

2009-01-28 20:59:50 | 坂本龍一
5「アイ・ガット・リズム」ハンプトン・ホーズ

S:例えば16音符、タタタタってのがあったら、その裏、ンタタタタフン、全部その西洋音楽とちょっと違って、裏側が強調されているじゃないですか。アクセントが付いているじゃないですか。それは、最初から出来ました?
Y:それはねー、正確にどの音符も裏が強調されているかって言うと、そうでもないですよ。頭にアクセントがあるフレーズもいくらでもありますよ。
S:あ、ありますよね。
Y:それはねーその・・・ちょっと正確には判らない。(一同笑)
S:どれが正しいのか。
Y:どのゆう風にしているのか、判りませんね。
S:でも自然に身についちゃって
Y:ええ、だからあの初めてジャズのフレーズを弾く生徒には付点で弾いたり三連で弾いたり、しろと言われるだろうが、そりゃあダメだと言ってます。普通の八分音符で弾きなさい。そして、何かの拍子で、それがこう上手い具合にスイングしてくる弾き方があるんですよ。よくクラッシックの人に、そのイーブンの八分音符を渡しといて、ジャズだから、そこは付点で弾くんだよとか三連の中抜きだよとか言いますけどね、それはクラシックに対しては、そう言わなければ音が出ないかもしんないけど。ジャズを学ぶ人に対して、最初からそう弾けとは僕は言わないですよ。むしろイーブンで弾いていて構わない。その時に、そのちょっと、例えばリズムセクションと一緒にやっているんだから、そこの音符が少しどっちかが伸びたり縮んだり、アクセントが自然にその自分が付け加えていくことによって、ジャズらしくなる筈だって言うんですけどね。
S:僕も跳ねては聴こえないですよ。
Y:でしょう?タカタカタカタカタカ
S:タカタカタカタカタカ・だけど、その、時々出てくるアクセントね。タカタカタッタッタ!っていう、そこがやっぱりジャズらしんで。うん。一個一個が跳ねているとは全然思わない。
お:音階自体はもうレガートンってやつ・・タカタカタカ・・・
S:うんプラスのアクセント、みんなに(ドンと床を踏みつけるような音)送るときにやっぱり人間の本能として、このアクセントの前はちょっと溜まるんで、そこは(ドンと床を踏みつけるような音)そこは、まあ性格に言ったらちょっとは跳ねてるかもしれない、っていうことはありますよね。
Y:なるほどね。
S:アクセントの前でジャーン(ドンという音)って、やっぱり溜めがでしょ?少し。
Y:うん
S:それは現象的には跳ねてる。
お:ハンプトン・ホーズは凄いコピーされたという話を聞いているんですけれど
Y:コピーしやすかったという。
お:このアルバムですか?
Y:ええ。このアルバムの他の曲も色々。循環曲でしょ?典型的なリコールチェンジ。
タラリロリロリロリロリロリラリラかな(笑) それをじゃあEフラットの曲でそういうコードが出てきたら、それも使えるな。それを十二のキーでやってしまうという、今の勉強の仕方を自分でたどり着いたわけですよね。
S:自分でも一応そうしてやってたんですよね?
Y:そうですね。他の曲でも同じ関係のコード進行が出てくれば、しめたとばかりとでも言うんですか・・・それで、タラリロリロリロをタラリロロリラリにしても良いんだなとか(笑)。タッパリラリラでも良いんだとか、ティラリラでも良いんだとか、その色んな効用が
S:インベンションっぽいですよね。
Y:ウフェハハハ(笑)色んな応用をしたんですね。
お:なるほど。この時期はまだジャズ理論みたいなものは入ってきてないんですよね。
Y:まだですよね。
お:所謂ツー・ファイブ・ワン
Y:そんなことは、もう渡辺貞夫さんがバークリーから持って帰ってくるまで私は知らなかった。
お:60年代ですか
Y:65年に帰ってきて、66年に教室を開きました。
S:ふーん。その教室に行ったんですか?
Y:行きました。富樫雅彦とか菊地雅章 (まさぶみ)とか
S:みんな来てた?
Y:来てました。
S:ああ、そうですか。
Y:ノートで教えてくれるんですが、そのノートが全部英語ですよね。ですから、英語のノートを先生が英語で言いながら日本語で伝えていく、その黒板に書くのは全部英語だから、ほら明治時代と同じよ。(一同爆笑)
S:漱石の世界
Y:大概外国人が英語で教えるでしょう?東京駅を作った辰野金吾なんてのは英語で全部してる、その辰野金吾の、あのー余談ですが、その先生とが僕のお爺さんです。それであの明治の五大監獄っていうのを造るんですが、そのお爺ちゃんも、勿論英語のノートで勉強していたはずで、卒業論文は英語ですからね、だから貞夫さんがやってたのは、あれはジャズの明治時代の・・・(笑)
お:まあ60年代、100年ぐらいズレテますけど(笑)
S:学問を外から持ってくるっていうのはそういうことですからね。
お:同じですよね。
Y:日本語に出来ないんですよ。オルタードスケール(ALTERED SCALE)が・・・オルタードスケールを何と言います?変、変・・・(一同爆笑)
お:変化列(爆笑)
S:変化列(爆笑)
Y:変化列じゃ訳わかんないよ。
お:変化列だとちょっとあれですよね
S:変音列?
お:変音列。
Y:変音列。
お:コンビネーション・デ・フィニッシュ
Y:何て言うんだろうね。
お:そのままになっちゃいますよね。
Y:言えないよね。
S:簡潔でね長生きする訳語を作るなんて大変だよね。
お:考え方自体を噛み砕かないとダメですよね。
Y:そうですね。ジャズ理論ってのは、つまり経験則だから。そのー耳コピーやなんかでやってたものが言葉で説明されているだけでしょう、渡辺さんもバークリーに行った途端にもう一番上手いんですから。
お:ああー実技で
Y:実技で。じゃあ君のやっていることは何だ?って言うと、そしゃあ、そんな風には説明出来ない。ツー・マイナー・ファイブ・セブン・ワンでバリバリに凄いフレーズを吹ける訳だけれど、それは実はツー・マイナー・ファイブ・セブン・ワンというものであって、君の使っている音はこの二度マイナーの時に このオルタードを使い、このテンションを使いG7の時にこんなオルタードを使っているから、そういう音になるんだよってことを後から聞いただけの話なんですよ。でも、それは後で知ったほうが良いことでしょう?
S:うん。最初に知るよりかはね、自分で見つけてやりだす方がそりゃあ良いですよね。
Y:俺がやってたのが、こんな風に説明されるのだっていうのは敗北感というよりはむしろ気持ちの良いことだと捉えたいですよね。
S:うん
お:丁度この録音された前の年にハンプトン・ホーズが日本に来て
Y:そうそう馬さんと言ってましたね。(笑)
S:馬さん(笑)
お:その頃にはまだモダンの方には行かれてなかったんですよね。
Y:ええ、全然知らない、後で知ったことですね、秋吉敏子さんが習ったとか、
S:秋吉敏子
お:守安祥太郎(もりやす しょうたろう、1924年1月5日-1955年9月28日)さん。モカンボ・セッションという日本では有名なセッションがあり、そこにハンプトン・ホーズが来てたんですけど。あの、大麻・・・確か強制送還されたという
Y:(笑)いやいや
お:西海岸で吹き込んだのは今のこのアルバムかなと(笑)。兵隊で来てたんですけど。
S:ああ兵隊だったの。
お:ええ、だったはずです、この時期は。それが55年ですね。この時期からモダン・ジャズ花盛りという感じですが、セロニアス・モンクを聴いてみましょう。
S:はい。

6 「レッツ・クール・ワン」       (セロニアス・モンク)

Y:モンクが途中でソロピアノをやるんだけど、みんなガヤガヤ言ってて誰も聴いてない
S:うー(笑)
Y:凄い贅沢
お:本当ですね。
S:そういうレコード多いんですよね。
お:多いですねー。
Y:二週間も出てるからね、一月かー。
S:聴いてない(笑)
Y:聴いてない。後ろでガチャガチャ言って。これはあのージョニー・グリフィンJOHNNY GRIFFIN  テナーサックス)がソロの途中で止めるのね、リードフィクション。そうするとツー・コーラスぐらい一人でやって、入ってくる時のあの格好良さ。
お:ちょっと、もう一回聴いて(曲のボリュームが大きくなる)

まだまだ続きます



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