存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

2013,7,2 元春レイディオショー

2013-07-02 22:50:29 | 佐野元春
火曜の夜11時は元春レイディオショー
みなさん寛いでますか?
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の番組後半は特別なレコードを聴いてもらいます。
特集は2月23日に行なわれた「佐野元春 & COYOTE BAND 2012-2013 WINTER TOUR」東京・国際フォーラムに於けるファイナル公演からの貴重なライブ・トラックをオンエアします。
アルバム「ZOOEY」からのライブ・トラックは必聴です。

1 Suit & Tie (feat. JAY Z) : Justin Timberlake

2 Get Lucky (feat. Pharrell Williams) : Daft Punk

現在米国のメインストリームはこの2曲 Justin TimberlakeとDaft Punk
ナイル・ロジャース(Nile Rodgers)を迎えて70年代 アース&ファイアーの焼き直しをやっています。
続いてのレコードはJamie Cullum
これまでのジャズからロックにスタイルを換えた新しいレコードから1曲
3 You're Not the Only One : Jamie Cullum

さて元春レイディオショー、番組では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしています。 題して3Picks!
今月ピックアップしたアルバムは、
Phish: Ventura
Miles Kane: Don't Forget Who You Are
Stephen Stills: Carry On
この3組のアーティストの新作を選びました。
どのレコードも心に響く良いソングライティングと素晴らしいサウンドがあります。
この中から今夜はPhishのレコードを取り上げてみたいと思います。

Phish
米国バーモンド州出身のバンドです。トレイ・アナスタシオ (Trey Anastasio)、マイク・ゴードン (Mike Gordon)、ジョン・フィッシュマン (Jon Fishman)、そしてペイジ・マッコーネル (Page McConnell)この4人がバンドのメンバーです。バンドの結成は1983年。この時4人は地元の大学生でした。初めは地元で人気のあるバンドだったんですが、メジャーのレコード・レーベルと契約して全国的なバンドになりました。特に大きなプロモーションを行ったわけではないのに、このバンドはファンを増やし続けています。その理由は彼らのライヴにあります。彼らの活動の中心は常にライヴ・コンサートにありました。地元バーモントのローカルバンドから始まって、現在では米国で最も大きなジャム・バンドになっています。
Phish
彼らのコンサートを経験した方なら知っているとは思いますが、とても自由な雰囲気があります。バンドも観客も音楽を楽しもう、という気持ちで、みな集まっている感じですね。一回の公演時間は大抵4時間近く。しかもセットリストは日によって替わるという楽しい内容になっています。
Phishのコンサート、とても自由な雰囲気があるという話をしました。そうですね。テープ・トレードなんていう言葉をよく聞きます。これはライヴの音をファンが録音しても良いよ、というサービスですね。Phishもよく以前からこのテープトレードをやっています。これは70年代に例えばグレート・フルデッドといったリベラルなバンドがやっていたアイデアですね。バンドとファンは友達という関係。とかく商業主義になりがちな音楽ビジネスですが、Phishをはじめとするこうした米国のジャム・バンド系のバンドはファンとの信頼関係というのを大事にしているようです。そのPhishのライヴ・アルバムが出ました。アルバムタイトルは「Ventura」CD6枚セットになっています。これはカリフォルニア州Venturaで行われたライヴ。1997年と98年に行われたライヴを納めたレコードです。ではこのレコードからPhishの素晴らしいライヴ演奏を聴いて頂きます。

4 Birds of a Feather : Phish
5 Dirt : Phish

グリーンピープル
NPO法人 やまぼうし自然学校

音楽に戻って 番組後半 佐野元春&コヨーテ・バンド 今年2月23日に行われたウィンター・ツアー 東京・国際フォーラムからの音源に

6 夜空の果てまで(Live 2013) : 佐野元春 & The Coyote Band

元春レイディオショー。今夜は番組リスナーの皆さんに特別なレコードを聴いて頂いています。佐野元春&ザ・コヨーテ・バンド今年2月23日に行ったウィンター・ツアー 東京・国際フォーラムのライヴを紹介しています。
コンサートツアーをやろうという時、まずはじめに考えるのはセットリストですね。今回のツアーではどんな曲をやろうか、と考えます。コンサートの時間は限られています。大抵2時間、長くて3時間くらいですね。やりたい曲は沢山あるんですが、この限られた時間の中で演奏曲を決めようとすることになると、どうしてもファンの人たちが馴染みのある曲をやろうということになりがちです。そんな時、1曲でも良いので普段あまりやらない曲を入れようってことで、何曲かスタジオで試してみます。今回のツアーではピアノで歌う曲で何かをやろうってことで、80年代に書いた曲で何曲かやってみました。ピアノを弾きながら歌うというのは自分のスタイルの一つです。2月23日、ウィンター・ツアー 東京・国際フォーラムで行われたライヴからこの曲をお聞き下さい。80年代のアルバム「ハートビート」から曲は「彼女」

7 彼女(Live 2013) : 佐野元春 & The Coyote Band

先日行ったツアーから聴いて頂きました。

今回のツアーでやってみて良かったなと思ったのは何曲か新曲を演奏したことです。一般的にコンサートで新曲を何曲もやるというのは、あまりやりません。みんなが知らない曲よりも知っている曲で楽しく行こうぜ!っていうのがお客さんの気持ちだと思います。今回はこのツアーと同時に新作のレコーディングもやっていました。常に僕もバンドもやる気十分。新曲には自信があったので、思い切ってライヴで演奏しようってことになりました。結果は上々でしたね。新しい曲もみなさんしっかりと聴いてくれて拍手を沢山頂きました。その新しい曲を集めて、その後アルバムを出します。それがアルバム「ZOOEY」です。コヨーテ・バンドにとって2作目となるスタジオ録音盤。バンドとしての方向性が決まった大事なアルバムとなりました。元春レイディオショー。

8 虹をつかむ人(Live 2013) : 佐野元春 & The Coyote Band

リスナーのみなさんからのコメント
NO DAMAGE特集楽しかったです。仕事中、車の中で偶然きいた「ハッピーマン」そのままレコード店へ走りカセットテープアルバムを購入しました。「スターダスト・キッズ」から始まる14曲に魅せられて30年。フィルム・ノー・ダメージも楽しみです。とのこと。
先週、先々週と2週にわたって「ノー・ダメージ」を特集しました。当時の思い出をつづってくれた皆さん、とても多かったですね。嬉しいです。どうも有難う。

もう一人。
NO DAMAGE特集最高でした。私にとってはまさに青春。毎週欠かさず元春レイディオショーを聴いていたあの頃が鮮明に思い出されました。
同様のコメント他の方からもいただいております。

このアルバムを聴いて気に入ってくれた方達であれば、あれから30年前ということですから、すっかり大人になっていると思います。その方は是非近くにいる10代の音楽ファンにこの「ノー・ダメージ」アルバムを紹介して上げてください。そして是非一緒に僕のライヴに来てください。待ってます。

特集への感想を送ってくれた皆さんどうも有難う。残り少なってきました。最後は

9 ラ・ヴィータ・エ・ベラ(Live 2013) : 佐野元春 & The Coyote Band


コメント (2)
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