存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

BRUTUS(ブルータス) 2017年 4/15号[はじまりの音楽]

2017-04-08 14:37:16 | 坂本龍一


2017,4,1発売

教授の『ASYNC』発売に関連した特集。
680円 他の雑誌より安くて内容が豊富
何度か読み返している。

沢山のアーティストたちの音楽にまつわる話があって、どれも面白く
持っているアルバムや聴いたことのある曲から未知のものまで
これ聴いてみようと思うものもあり、また聴いたらBLOGでアップするかもしれません


以下はコピペ

内容紹介

音楽から遠ざかってしまった人のためのディスクガイドをつくります。
「新しい音楽ジャンルを作ってください」。
編集部の投げかけに坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏、大竹伸朗、山口一郎、
スチャダラパーなど33名が答えます。
音楽で自分史を語る「人生の5曲、最後の1曲」、
坂本氏への独占インタビューを収録した付録「設置音楽」も。

この号の特集は「はじまりの音楽」。
新たな音楽との出会いを斡旋します。

表紙:坂本龍一

【目次】

「音楽を聴くこと」 坂本龍一
特集 はじまりの音楽 33人と考えた、音楽の新しい入り口
DNA/真鍋大度
喪失/後藤正文
鉄道/砂原良徳
パーマ/U-zhaan
花番/蓮沼執太
自転車/若林恵
作法/山口一郎
植物/小沼純一
鳥/コトリンゴ
スペルト小麦/奈良美智
月/七尾旅人&青葉市子
牛タン/浦久俊彦
就職情報/湯浅学
不満足/中島ノブユキ
LGBT/若林恵
経年変化/テイ・トウワ
モーフィング/伊藤亜紗
動画/ひろしまきみお
系譜学/内田樹
レジ前/スチャダラパー
日常/高橋幸宏
ゆらり/小山田圭吾
官能/鈴木茂
米大統領選/若林恵
発酵/岸田繁
数/浦久俊彦
規格外/岡田暁生
宇宙/Flying Lotus
猫/Thundercat
脳内/藤倉大
UFO/若林恵
落合商店/大竹伸朗
東京五輪/細野晴臣
坂本龍一
人生の5曲、最後の1曲。
西脇彩華、松居大悟、坂本大三郎、石破茂
一ノ瀬メイ、小峠英二、小谷元彦、村井邦彦
池野詩織、小山宙哉、島津由行、ピーター・バラカン
稲葉基大、清水ミチコ、大森望、吉増剛造
ぼくのりりっくのぼうよみ、松島大介、KABA.ちゃん、春日武彦
BOOK IN BOOK 「設置音楽」BRUTUS EDITION
トヨタの新しいSUV、「CH-R」って?

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タルコフスキー/NOSTALGHIA

2017-04-08 12:36:52 | 映画
アンドレイ・タルコフスキー監督のラスト2の作品
教授の『Async』がタルコフスキーの架空のサントラとしての要素があるということで、この作品を観ても楽しめた。

武満徹(1930年-1996年)がタルコフスキーの死を悼んで、弦楽合奏曲『ノスタルジア--アンドレイ・タルコフスキーの追憶に』を作曲したという。
坂本龍一も「ノスタルジア」のタイトルの作品を「out of noise」で発表
デヴィッド・シルヴィアンも「ノスタルジア」というタイトルの作品を「brilliant tree」で発表

1983年のタルコフスキーの作品。

映画冒頭でヴェルディの「レクイエム」の冒頭部




オリジナル・イタリア語版音声を、教授のアルバムでも有名なオノ セイゲン氏が新たにリマスタリング。
16ページの封入ブックレットには作家・池澤夏樹氏の書き下ろし原稿

ストーリーをアマゾンからコピペ
【ストーリー】
自殺したロシアの作曲家(サスノフスキー)の取材のためにモスクワからイタリアに旅行に来ている作家アンドレイ・ゴルチャコフは、温泉の街バーニョ・ヴィニョーニで老人ドメニコに出会う。
ドメニコは世界の終末を信じ、7年間にもわたって家族を幽閉したため周囲からは奇異な目で見られていた。
彼はアンドレイに「ロウソクに火を灯し、それを消すことなく温泉の広場の端から端まで渡れたら、世界が救済される」と言い残し、ローマに発つ。
マルクス・アウレリウス像の下で人々に目を覚ませとアジテーションを行ったドメニコは人々の見守る中で焼身自殺。
その頃、アンドレイはドメニコの言葉通り、ロウソクに火を灯し温泉を歩き出していた……。

霧の中の風景
一本木
教会 石畳の上を歩く人々の足音 水の流れる音 紙を捲る音 
モノクローム カラー
ロシア語 イタリア語
アルセニー・タルコフスキーの詩 雨の音 戸や水台の音
大人しい犬
鏡 鏡の役割を果たす反射するもの
大量に雨漏りする石材のドメニコの家

回転のこぎりで木を切る時の音(換気扇が逆風で逆回転してうなるような音)
映像の中で全く動かないものがいくつか配置されている(白い馬、ローマの街中の人)

上記 ジャケットの風景に合成したラストシーン

映像や音に
詩的な世界

自己を犠牲にする話が出てくるのは他のタルコフスキーの映画でも見受けられる。
日常の中に自己とは別の価値観や現象が溢れていて
良く見ると変な設定のものも
夢や記憶と行ったり来たりするような

何度か見たくなるというのも解らないでもない。




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