存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

チャットモンチー / 誕生

2018-06-29 21:04:10 | album c
2018,6,27発売

チャットモンチーのラスト・アルバム 7枚目のオリジナル・アルバム

「チャットモンチー・メカ」という打ち込みスタイルへ“変身"したチャットモンチーが提示する、ラストアルバム。
30分29秒のアルバム。
え?7曲?
シングルのB面の曲も入れてくれてたら良いのに・・・
でも、ほとんどの演奏は二人で いくつもの楽器を演奏している
一から打ち込みについてチャレンジした二人
変化しているけどブレてない部分を感じた

デビューして売れ始めた頃から全てのアルバムを聴いてきた。

分厚い歌詞の冊子には
『誕生』に寄せて という
橋本絵莉子
福岡晃子
それぞれのコメント

えっちゃんの母親の側面にも触れる

最後にアッコちゃんの歌にならなかった歌詞
「のりしろ」を掲載

更に24枚のチェキで撮った写真
それぞれに手書きの言葉



1. CHATMONCHY MECHA
メカぽく 打ち込みの音でありながら、どこか打ち込みじゃないニュアンス

2. たったさっきから3000年までの話
初めてミュージック・ステーションで見た時はイマイチだったんだけど
こうやって聴いていると自然とジーンとしてきた
敢えて 歌詞を 省いて おおおー と歌うのも悪くない♪

3. the key
えっちゃんの歌詞
内省するきっかけ
決して反省ではない良い歌詞

4. クッキング・ララ feat.DJみそしるとMCごはん
ラップ、コーラスに
えっちゃんの歌が交錯していく
「今夜はブギー・バック」で小沢健二とスチャダラパーが起こした化学変化とは違うけど、少しそういうニュアンスも感じて変身に変身している一面なのかもしれない。

優しい歌

さてと

5. 裸足の街のスター
パーカッションのゆったりしたテンポ
えっちゃんの少し加工された声も印象的

6. 砂鉄
高橋久美子が歌詞を書いた。チャットモンチーの活動と重なるような素晴らしい歌詞。
チャットモンチーの二人だけで演奏している。
デビュー当時の三人が2018年にこういう形で作品があって、今日これを聴いていることが清々しい♪
不思議な涙が滲んで来てしまった。

7. びろうど
えっちゃんの4歳になった息子さんの声がイントロから一緒に入っている
アコースティック・ギターの音色にえっちゃんの歌声
打ち込みの音も入っているけれど

生きていくのよこれからも
36度のぬくもりで


チャットモンチー
本当に活動を止めてしまうのか・・
高橋久美子『いっぴき』(ちくま文庫)
ドラムスティックでもペンでも、くみこんが生みだすリズムは、優しくて、無敵で、かっこいい。
――チャットモンチー 福岡晃子

くみこんの歌詞はひとことで言うと、楽しい。
生きていて、見たこと聞いたことはあるけど未だ発したことのない言葉が紙の上にうじゃうじゃいて、しかも初期の頃なんかは手書きでもらってたから、彼女の達筆と相まってほんとに楽しかった。
――チャットモンチー 橋本絵莉子(解説より)

文筆家として走り出した6年間の文章をまとめた一冊。人気バンドの脱退を決意し、新たな一歩を踏み出した著者が描く、あたたかくてユーモアと優しさがたっぷり詰まった風景は、時に自由奔放で、時に哲学的真理をつくような魅力を持ちながら、〈人〉とのつながりや毎日の〈生活〉の愛おしさに気付かせてくれる。彼女にしか紡ぐことのできない言葉たちがここにある。
2013年に刊行の初エッセイ集に、これまで未書籍化の原稿、また書き下ろしエッセイを大幅に増補した高橋久美子の文筆家としての新しいスタートとなるエッセイ集。
さらにボーナストラックとして特別に書き下ろされた短篇小説も収録。
解説には、チャットモンチーとして活動をともにした橋本絵莉子さんによる著者へ宛てた手紙のような貴重な文章を収録。
カバー装画、本文挿絵をミロコマチコさんの描き下ろし作品が飾る。
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