存在する音楽

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誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

2013,8,6 元春レイディオショー

2013-08-08 06:57:58 | 佐野元春
今夜の特集は「夏の唄を集めて」

火曜の夜11時は元春レイディオショー
みなさん寛いでますか?
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。今夜の3PICKSはベルギー出身の女性シンガーソングライターTrixie Whitleyを取り上げます。番組後半は僕の2011年のライヴを取り上げました。是非最後まで聴いて下さい。
DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんとじっくり楽しんで行きたいと思います。

01.佐野元春:夏草の誘い(「月と専制君主」から)

02.Brian Wilson & Van Dyke Parks:My Hobo Heart

元春レイディオショー、今夜は「夏の唄」を集めています。

03.佐野元春:天国に続く芝生の丘
僕のレコードアルバム「フルーツ」から これは結婚式の曲ですね。

3PICKS!
元春レイディオショーでは毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしています。
今月ピックアップしたアルバムはトリクシー・ウィートリー「Fourth Corner」、
メイヤー・ホーソーン「Where Does This Door Go」、
そしてトム・オデル「Long Way Down」。
どのレコードも心に響く良いソングライティングと素晴らしいサウンドがあります。
この中から今週はトリクシー・ウィートリーとメイヤー・ホーソーン、二人のレコードを取り上げてみたいと思います。

Trixie Whitley
ベルギー出身の女性ソングライター、現在26歳。今日紹介したいのは彼女のデビューアルバムからの曲です。最初に注目されたのはダニエル・ラノワとのコラボレーションです。ダニエル・ラノワはU2、ボブ・ディラン、ピーター・ゲイブリエルといったアーティストを手掛けたプロデューサーですよね。そのダニエル・ラノワのバンド、ブラック・ダブのヴォーカリストとして参加していました。とても自然でソウルフルな声が素晴らしいです。父親がミュージシャンということもあって幼い頃から歌や楽器に慣れ親しんでいたということ。新しいレコードでもピアノやギターを弾いて歌ってます。アルバムのタイトルは「Fourth Corner」。このアルバムから1曲聴いてみます。


Mayer Hawthorne
米国、ミシガン州デトロイト出身のソングライター。2008年にデビューしました。ミシガン州デトロイトといえばモータウンレーベルですね。このモータウンとはモーター・タウンを縮めた言い方です。モータウン・レーベル、このレーベルは米国の自動車産業で知られるこのデトロイトで生まれました。今回取り上げてるメイヤー・ホーソーン。影響を受けたアーティストはスモーキー・ロビンソン、そしてホーランド=ドジャー=ホーランド、モータウン・レーベルで沢山のヒット曲を書いた作曲家チームです。幼い頃から地元のラジオでソウル、ジャズ、そうした音楽を聴いていたということ。その影響が現在の彼の音楽に出ています。アルバムを聴いて感じるのはソウル・ミュージックへの愛情。リスペクトですね。ソングライティングだけではなく、楽器の演奏、サウンドのデザイン、ほとんど自分でやってます。まあかなりのソウルミュージックおたくと言っても良いと思います。そのメイヤー・ホーソーンの新しいレコードが出ました。アルバムタイトルは「Where Does This Door Go 」このアルバムから1曲聴いてみます。

04.Trixie Whitley:Fourth Corner
05.Mayer Hawthorne:Reach Out Richard

2曲聴いてみました。さて、元春レイディオショーは・・・twitterの紹介

06.ブルーベルズ :ブルーベルズの'サマー'
この曲にリクエスト沢山いただいております。毎年夏になるとこの曲にリクエストを頂いています。とても嬉しいです。どうもありがとう。

グリーン・ピープル
エコサーファー 海岸の美化活動に取り組んでいる NPO 「ビーチマネー」で検索してみて下さい。

音楽に戻って、この後は
07.Steely Dan:Hey Nineteen
08.The Zombies:Time of the Season

リクエストを頂いてます。
ゾンビーズをリクエストして頂きました。 
今夜も聴いてもらってますか?

この季節、夏、僕は大好きです。みなさんはどうですか? 夏といえば旅行の計画を立てている方もいると思います。今年2013年は大型の外国船が日本から発着するクルーズを運行して話題になってます。いわゆるメガシップですね。船の中にはプール、ショッピングモールがあって、エンターテインメントやおいしい食事があるという船の中に街があるという感じですね。こうしたクルーズというと何かお金がかかるという印象がありますけれどどうなんでしょうか。意外と外国船は割安だということも聞きます。それと去年は確か格安航空のサービスがはじまったと思います。気軽の空の旅を楽しめるというこであれば旅の計画も立てやすいですね。すいません、何か旅行代理店のような話題になってしまいました。とにかくこの2013年の夏。たった一回きりしかないので、リスナーのみなさんも是非よい出会いを求めて素晴らしい思い出を作ってください。僕もちょっと頑張ってみたいと思います。

09.Frank Sinatra:Summer Wind

元春レイディオショー 番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待っています。専用WEBサイトのお報せでした。

夏といえば野外コンサートに行くという方もいると思います。日本も大規模なロックフェスが毎年開催されています。この野外フェス。世界的には50年代から行われているということですけれども、日本ではこうした野外での大規模なロックコンサートというと80年代がはじまりですね。1985年、東京国立競技場でALL TOGHTHER NOWというイベントが行われています。そしてその2年後、1987年に熊本県でBEAT CHILDというイベントが行われています。それ以降、1997年にFUJI ROCK FESTIVALがはじまってRISING SUN、SUMMER SONIC、ROCK IN JAPANといった野外フェスが開催されるようになりました。
これは自分の話になるんですけれども、この日本においての野外ロックフェスの黎明期といってもいい80年代。先ほど例にあげましたALL TOGHTHER NOW、そしてBEAT CHILD。思い返せばこの2つのイベントのどちらにも僕はラストの出演者として演奏しました。このときのライヴの記録が残ってるということなので、そのうちしっかりとまとめて、また改めてみなさんに聴いてもらえたら良いなと思ってます。
ライヴの話が出ました。ではここで最近の僕のライヴから聴いていただきたいと思います。これは自分の30周年のときに行った2011年、東京国際フォーラムでのライヴからです。バッキング・バンドはホーボーキングバンドにハートランドから長田くんを加えた編成となっています。僕の30年間のバンド・サウンドが正にここにあるという演奏です。是非聴いてください。今夜はこの曲を聴いてお別れです。

10.佐野元春:君をさがしている (Live)
11.佐野元春:ニューエイジ (Live)

元春レイディオショー 次回は9月3日になります。このあとみなさんは2013年、残りの夏、素晴らしい時間を過ごしてください。


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