存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

SONGS 宇多田ヒカル 2018,6,30

2018-06-30 09:15:01 | TV番組
今夜 22:10~23:00 放送

初恋
PLAY A LOVE SONG
あなた

又吉直樹、小田和正、水野良樹 前雑誌WIREDの若林恵らが出演

ヒッキー デビュー20周年

歌を作って表現してきたことは、「初恋」までずっと同じ。

歌詞が暗いとか言われても、自分にとってはゼロなので、そうは思わない。

喪失や大きなインパクトは、音楽が生み出されるきっかけにもなっている。

自分の生い立ちで、いつ何が起きるかもわからない世界で生きていた。
明日、ニューヨークへ引越すからね。もうお父さんとは一生会えないよ。
明日、東京へ引越すからね。
こうであって欲しいと思う反面、期待すると裏切られて辛くなっちゃうから、期待せずにいようとしながらも、こうであって欲しいという思いも残っていて、それが希望や祈りになっていく。私の音楽は祈りや願いに近い。

原発問題とかme too運動についてどう考えるかとか、宇多田ヒカルが取り上げないのは?
社会的な問題を仲間と話したり、ニュースも好きで観たりするけれど、それは音楽とはつながらない。
私はずっと、どこかに属して来なかったからかもしれない。
突然、ニューヨークの学校に行って、私一人だけアジア人。でも何の前触れもなく、突然引っ越して知らない学校へ転校する。一つの場所に定住したこともないし、一つの国に定住したこともない。どこかに属していたいとも考えたこともなかった。

「ファースト・ラブ」が漫画を見ているような曲だというリスナーの感想に対して、
漫画やドラマみたいっていのは、わかる。私が日本語の世界で見ていたものは漫画だった。それに
幼少の頃は漫画家になろうとリボンに投稿したりもしてた。小学生の頃は作家になりたいと短編小説も書いていた。

本の世界は自由になれた。
こういうことを考えるのかな?って思っていることを読んだ本の中で書かれていたりして、他の人も同じことを考えたりするんだと知ったりした。

厳しい局面に出会っている人に対して、そんなに可愛そうだとか思えない。宮沢賢治が好きで、
「何がしあわせかわからないです。本当にどんなに辛いことでもそれが正しい道を進む中の出来事なら峠の上りも下りもみんな本当の幸せに近づく一足づつですから」
今は大変かもしれないけど、何年か経って、あれがあって良かったよーって思えることがあるかもしれない。





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