2023,2,12 23時 放送
戦メリはワイングラスの形をイメージした
新譜「12」について
思いは込めてない。1曲1曲には何か、そのときの感情や何かが入っていると思うのですが、ほぼ100%自分のためというか…
病気で入退院を繰り返している合間に作っていた曲なのですが、本当に体力が落ちている時は、音楽を聴くこともできない状態だったのだけど、少し体力が回復した時に、何か音を浴びたいという気持ちになり、近くにあったシンセに手を触れました。何も考えず、シンセの音に浸るというか、自分を回復させるために、まるで森林浴のように。そこから始まっているので 思い というのではなく、その時の心と身体の状態がそのまま出ている、そういうものだと思います。
元々、あまり思いを込めて音楽を作ったことはないんです」と告白。ウクライナや福島のために作った特別な曲もあるが「そうではない曲は多い」といい、「皆さんが文字で日記を書くように、僕の場合は音で日記を書いたというだけなんです。そのことはなかなか理解されにくいのかもしれませんが
これまでの音楽人生での苦しかった時は?
作業的に苦しいのは映画音楽をやっている時です。それは苦しいです・
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の
レオナルド・ディカプリオ主演映画「レヴェナント:蘇えりし者」の映画音楽を依頼されて最初のがんになって治りかけの頃に作業が始まって、体力もなく、頭も治療の影響でボケていたと思うんですが、自分ならこれができる ということがなかなか出来なくて。どんどん作業が遅れていって、やらなくてはいけないことが溜まっていって、手に負えなくなってしまいました。これは初めての、とても苦しく辛い経験でした。強い挫折を感じました。自分の実力を100%発揮することができなかった。今も悔しいです。それは悔しい苦しい体験でした。
清塚信也「日本のポップスのミュージシャンがもっとこうなってほしいということはありますか?」
日本のマーケットだけを考えているような感じがするんですが、それはダメだと思います。
もっと広い聴衆をイメージし、世界というマーケットでやっていかないと。そう考えると、当然、作る物も歌詞なんかも少しずつ変わっていくんじゃないかな。世界マーケットというものを考えて活動してほしいです。韓国やアジア圏のミュージシャンやアーティストは最初から世界をマーケットにして外に開いているなあと思う事が多々あります。
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