霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

伊豆沼農産

2009-01-25 21:09:48 | 経営
宮城県登米市は一関市と隣接しているが、それでも伊豆沼まではバスで一時間ほどかかった。
今日は認定農業者の現地研修会に二人で参加し、登米市の二つの農業生産法人を見学した。
その最初が、日本に飛来する雁の80%を占めるという伊豆沼の直ぐそばにある伊豆沼農産。
代表取締役の伊藤秀雄社長(写真)から素晴らしいお話しを伺うことができた。



伊藤社長は名前の通り非常に秀でた方で、その若さに驚いたが既に創業して20年を経過しているとのことなので、随分若くして起業されたようだ。
伊豆沼農産の詳しい事業内容等はHPをご覧頂きたいが、地元密着にこだわり地域住民を巻き込んだ活動を展開する伊藤社長のパワーに感服させられた。
http://www.izunuma.co.jp/index.html

・売る農業への転換
・農業を食業に変える
・作り手の「顔」が見える商売
・「農工商」一貫体制の構築
・ここでしかできない産業や資源の掘り起こし
・郷土料理「はっと」の創出
・究極の付加価値は皿の上にある。 加工で3倍、皿の上に乗せると10~20倍。
・ 地域おこしには、よそ者とばか者と若者が必要
・ 地産地商(地産地消ではない)を目指しお客様に来て貰って商いをする。
・「農村産業」を目指す
 等々 興味深いお話しが多かったが、一番印象に残ったのが下の図。



お話しをメモしたものなので内容を正確に反映していないかもしれないが、要は、自分達のターゲットとする客層をしっかりと見定めないと買わない客層の声を事業に反映させるミスを犯しかねないということ。
産直でお客様と接した経験からして、もの凄く説得力のあるお話しだった。

それにしても、近場にこんな素晴らしい農業経営者が居るとはまったく知らなかった。
家に帰ってから伊豆沼物産のHPで社長コメントを拝見し、その偉大さを再確認させられた。
コメント (4)
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