携帯電話

就農した当初は「携帯電話の無い世界」に憧れを感じ、携帯電話を持たなかった。
しかし、農作業中の機械トラブル等に「携帯電話が不可欠」ということが判明し「憧れの世界」とは僅か一月余りでオサラバとなった。

メールは10本指を使うPCのキーボードでないと不便だしデシカメはいつも持っているので、携帯電話の役割は常に通話オンリー。
ましてやワンセグなどは考慮の外。
従って端末も機能の少ないシンプルな機種を使っていたが、いつの間にかFOMAは使えてもMOVAが使えないエリアが増えていて不便さを感じていた。

そんな時に「間も無くMOVAが使えなくなる」との電話がドコモショップから入った。
機種を選ばなければ「端末代もかからない」と聞いて早速取り替えることにした。


(赤や黄色のナンテンの実が目立つ季節となっている。家の周囲に植えてある何本かのナンテンが家族の難を転じている)

唯一の付加サービスだった「留守番電話サービス」を解約し、使用実態に即した有利な料金プランに変更できたので大分得をした気分だった。
ただ、ショップの受付嬢の口車に乗って端末の保険に入ったのは余分だった。
シンプルな安い端末なので「保険をかけるほどの代物ではなかった」と悔やまれた。
昔の営業マン時代の苦労を思い出し、ついつい「相手の立場」を考慮してしまったようだ。