霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

農業簿記

2009-02-23 20:33:00 | 経営
雪が降り外仕事が無理となったのでデスクワークに切り替えた。
高価な農業簿記のソフトを購入したまでは良かったが、まだ中途半端にしか触っていなかったので、本格的に開始しようとマニュアルを見ながらチャレンジした。
僅かばかりの収支を分析するのに5万円超のソフトを購入したのは「蟻を踏みつけるのに象の力を借りた」或いは「暗算でも出来る計算にPCを使っている」との感が否めないが、買ってしまった以上後戻りも出来ないので趣味の「お遊び感覚」で活用していくしかないと思っている。

しかし、いざ使ってみると「遊び感覚」では放り出したくなるような煩雑さがあって驚いた。
当初は「やりながら覚えていけばいい」程度に思っていたが、初期の環境設定に僅かでも不備があるとデータを再投入しなければならない面が多く、結局一月分の仕訳データを何度も何度も投入し直す破目になってしまった。
僅かな修正でも再投入が必要となるのは「欠陥ソフトの証拠」などと自分の非力を省みず悪口を言いたい心境だった。



零細農家は仕訳データも少ないので日々投入するほどの量はない。
しかし、せめて月単位で締めないと「経営分析」に使おうとした所期の目的さえも果たせない。
馴れるまでは時間がかかり大変だが、いずれは効率的な農業経営のための「強力なツール」として活用できるようにしたいと思っている。
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「本気になれば世界が変わる」

2009-02-22 19:47:07 | 趣味
連夜の「呑み会」となった。
第38回一関市民体育大会は12種目の地区対抗形式で一年間かけて争われたが、我が厳美地区は一昨年に引き続き総合優勝を飾り、祝賀会が開催された。

バレーボール男(V4)女(V3)の連続優勝が大きく貢献したことは言うまでも無いが、その他の種目でもバウンドテニス優勝、ソフトボール、ソフトテニス、ペタンク(男子)、バスケットボールがそれぞれ準優勝という立派な成績だった。
地震の被害にめげることなく優勝を果たし佐藤厳美地区体育振興会会長の歓びも一入のものがあったようだ。



バレーボール男子の監督であるオジサンとしては総合優勝に貢献できて鼻高々だったものの、プレーヤーとして参加したバドミントンは初戦敗退だったので嬉しさはイマイチだった。
そんな悔しさもあり今年は少しバドに力を入れたいと思っている。

所属しているフォルテシモで以前はBクラスの下位に位置していたが、最近では他のBクラスのメンバーが上達してAクラスに近づいたことにより、オジサンは専らCクラスが定位置となってしまった。

オバサンには「その歳をして何もそんなにムキにならなくても…」と言われているが、どうでも良いことろでムキになるのがオジサンの特徴。
何とかこの屈辱的位置から脱出できるよう実力をアップさせるつもりでいる。

「本気になれば世界が変わる」
とはこんな時のためにある言葉だと思っている。
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新酒の会

2009-02-21 21:06:00 | 仲間
一関での勤務経験のあるIさんが世嬉の一酒造 (株)の「新酒の会」に招待されたとのことで来関した。
サラリーマン時代に色々とお世話になった方でもあり積もる話しもあることから、オジサンも一緒に参加することになった。

東北一という大きな酒蔵の二階が会場という設定にもビックリしたが、60名ほどの参加者の内で県外からかけつけた方が多いのにも驚かされた。
開会前に中尊寺の「延年の舞」や「骨寺荘園遺跡」のビデオを放映したり、一関名物の「餅本膳」を振る舞ったりして「地元文化」に対する強いこだわりを感じる会だった。

お陰様で久し振りにIさんと旧交を温められただけでなく、いつもお世話になっている一関ミートの会長ご夫妻や懐かしい花巻のMさんともお話しする機会を得て大変有意義な会となった。

素晴らしいご馳走も沢山出ていたし酒以外の飲み物を用意されていたので、日本酒にあまり強くないオジサンは酒を早々に切り上げ「いわて蔵ビール」を呑みながら歓談させてもらった。



毎日のようにお世話になっている「新鮮館おおまち」の千葉社長は、「世嬉の一」の佐藤社長や岩手日報社OBのOさんとは高校の同級生だという。
今回の突然の参加も千葉社長経由でお願いして実現できた。
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今年一番の大雪

2009-02-20 19:47:03 | 産直
早朝から雪が降り続いていた。
こんな雪の日は出荷を取り止めたいところだが、昨日の夕方に収穫し準備を終えているのでそういう訳にも行かない。

案の定、「新鮮館おおまち」は開店時間を過ぎても店内にお客様の姿は見えない。
Sさんが「店内に見えるのは店員と出荷者だけ。こんな悪天候だと悲惨な一日になりそう」とぼやくことしきり。
ここは客層が高齢者中心なので雪や雨の日は客足が極端に遠のく。
出荷した生産者としては天候が回復することを祈るしかない。


今日の積雪量は予想を大きく上回った。
出荷を終えた帰り道で軽トラが支線に曲がる入口で動けなくなってしまった。
自力脱出が不可となり携帯でオバサンにヘルプを出す破目になってしまった。


(車の轍だけが残っている門口)

大雪のアクシディントはそれだけでは終わらなかった。
12時過ぎに出勤しようとした長女の車も車庫を出た途端に動けなくなってしまった。
以前は雪が降ると庭や車庫前は除雪したものだったが、最近は雪の量も少なく降っても日が差すと融けるので手抜きをしている。
結局、娘は除雪された幹線道路に達するまで三度もストップし、その都度応援を貰いながら脱出して行った。
例年は一月に大雪となる日が多かったので、もうこの冬の大雪はないものと思っていたが、冬将軍様はそう簡単には引き下がれないということか。

降りしきる雪の中での二度にわたる脱出劇で風邪気味が増幅したオジサンは夕食時に「特性風邪薬」を呑み過ぎてしまった。

ドブロクで ドブログになる 我がブログ ???
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農業

2009-02-19 22:18:21 | 経営
「北の農民」こと詩人の星寛治さんと「南の農民」こと作家の山下惣一さん、それに「使い捨て時代を考える会」を発足させた槌田隆劭さんが鼎談した「縁故米運動宣言」なる小冊子があることをスベルベさんのブログで知って早速読んでみた。

その中で共感を覚えたものの一部を箇条書きすると以下のとおり。
・ 今の社会は暴走状態にある。
・ 農業はそれぞれの土地に、それぞれの国に、それぞれの地域に存在しなければならない理由がある。
・ コンピュータでの株取引に象徴される商業の論理は、博打、投機の論理でカジノ資本主義。
・ 農業は命の糧を育てる基本的な産業。
・ 我々が毎日食べるパンを買うために必要とするお金と株式市場で売り買いされているお金は別もんである。
・ 日本の社会が豊かさボケをして、金、金、金という世の中を作ってしまい、金にならない農業は切り捨ててしまった。
・家族農業を守る運動、儲からなくても潰れない百姓をめざす。



星さんと山下さんは自ら農業を実践しながら幅広く活動していることはつとに有名で、オジサンが農業に転身を決めたときは二人の著書を何冊か読んで心の準備をしたものだった。

農業に従事してから「農業は資本主義の論理では計ることはできない」といつも感じているが、この小冊子を読んでその感を一層強いものにした。
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