霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

敬老会

2009-09-20 21:54:34 | 家族
80歳を超えると市主催の「敬老会」に招待される。
以前は一会場で実施していたが高齢化の進展に伴い人数が増えたので今は各地域ごとに開催日をずらして実施しているようだ。
去年はジイチャンが、そして今年はバアチャンがその参加資格を得て本日開催の厳美地区の「敬老会」でかけることになった。

敬老会に招待されるのを「心待ち」にしているお年寄りも多いらしく、ましてや夫婦で参加できるというのは大きな喜びなのかも知れない。
初参加となるバアチャンは「気合い」が入っていて昨日は美容院にも行き「身も心も」準備万端となっていた。

今朝も暗い内から動き回っていたが、ラジオ体操が流れている時間帯に何を勘違いしたか「シソの実取り」をしていたジイチャンに「もう七時半だよ。早く準備しなくちゃ」と声かけをしたので、枝豆のパッキングをしていた我々は思わず顔を見合わせて笑ってしまった。

いつもクレバーで沈着冷静なバアチャンがこんなチョンボをしてしまうぐらい「敬老会」参加は嬉しいことなのかもしれない。



バアチャンの手伝いが期待出来なかった分出荷準備の忙しさに拍車がかかっていたが、その作業の手を休め、出かける二人を途中で立ち止まらせて「記念撮影」となった。
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栗拾い

2009-09-19 21:42:07 | 山菜
家の周辺にある栗の木が実を落とし始めた。
就農一年目の年は近くの山にも行って「栗拾い」をしていたが、今はそんな時間的余裕が無くなった。
我が家の栗は年によって出来不出来が極端な面があるが、今年はそこそこの出来となっている。
「せめて家の周辺分だけは…」と思い僅かな空き時間を見つけて拾い集めている。



枝豆の「庄内七号」の収穫から出荷にかなりの稼働をかけているが、昨日の収穫でようやく目途がついた。
あまり遅くなると次の「かほり豆」とのバッティングが心配されたが、何とかそれは回避できそうだ。
枝豆はいよいよ「真打ちの登場」で佳境を迎えるが、枝豆同士のバッティングは避けられたものの「稲刈り」とは完全に重なってしまうのが辛いところ。

しかし、この悩みは来年以降も続くことなので、何とか効率的に仕事を進める「打開策」をひねり出そうと思っている。
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シソの実

2009-09-18 21:55:33 | 野菜
工夫して新商品として売り出したつもりの「シソの穂」は初日の好調が嘘のような低調振りでガッカリさせられた。
何事も連戦連勝とはならないようだ。

初日に使用した花用のビニール袋は一枚7円もするので「100円の野菜を入れるのは勿体ない」と二日目からケチって安いのにしたのが良くなかったのかも知れない。

もしそうだとすればお客様は「中身のみを買っている訳ではない」ということになる。
今後に大きな教訓となる失敗だった。



「捨てる神あれば拾う神あり」で新鮮館経由でシソの実の大口の注文があった。
いつもはバアチャンが採ってくれているが今回はそれでは追いつかないのでジイチャンにも手伝って貰う事にした。

シソの実は間も無く固くなるので収穫できるのもここ数日だけとなる。
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はかない命

2009-09-17 22:40:52 | 生活
後山の畑に行く途中の山道では毎日のように雉に出くわす。
身体を揺するようにして疾走する姿が何ともユーモラスで思わず微笑んでしまう。
今日の夕方の帰り道では珍しく狐の姿も見かけた。

そんな自然豊か場所に畑はあるが、道が袋小路になっているので人が入って来ることは殆んど無い。
ところが先日のこと、畑仕事に入ろうとしたオバサンが悲鳴をあげるので行って見たら木の下に立派な草履がキチンと並べて置いてあった。
「誰かが自殺したのでは・・・」と思ったらしい。

念のためオジサンが周辺の枝振りのいい松等をチェックしてみたが特に異常は見られなかった。
それでも何とも気持ちの悪い感じがしてならなかったが、どうやらクルミ拾いに来て長靴と履き替えそのまま忘れて帰ったようだ。
その後半月ほど経過しているがその草履は未だに置かれたままになっている。


(家の後のタラノキは花の時期が過ぎようとしており、間も無く葉が色付き落葉を開始する)

人が自殺をする時に靴を脱ぐのは何故か?。
それは「ハカナイ命だから・・・」と何かの本で読んだことがある。

はかない命の人生をどのように過ごすかは人によって異なる。
「人生、死ぬまでの暇つぶし」と考えたら仕事をして過ごすも遊んで暮らすも大差がないように思える。
我々夫婦は朝から晩まで仕事をする道を選んだようだ。

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二つの新商品

2009-09-16 22:09:02 | 野菜
晩生のダタ茶豆「庄内七号」を今日から「新鮮館おおまち」で販売開始した。
お客様にとっても初顔なので試食も用意し万全を期した。

市内で大きなレストラン等を経営しているS社の奥様が従業員を連れていつも買出しに来ている。
枝豆売り場で丁度顔を合わせたので「試食をどうぞ」と奨めたら、「お宅の枝豆が美味しいのは分っているから試食なんてしなくとも買うわよ」などと嬉しいことを言いながら2パック購入してくれた。
そう言いながらも試食したら「アラ、美味しいわね」と言って更に数パツク、そして「送るから」と言って更に数パツクを追加して買物篭に入れてくれた。

また、別のお客様に「試食されましたか?」と声かけしたら「甘くて美味しい枝豆でした」と言って素晴らしい笑顔を返してくれた。

販売初日は「売れ行き」の感触を掴むまで不安なものだが、このやりとりで「完売間違いなし」との感触を得た。


(黄昏迫る後山で明日の出荷に向けた収穫。軽トラの荷台一杯の枝豆はモギトリ機を使っても優に二時間はかかる。夕暮れになるとカメラのピントが合わなくなることが多い。)

今日はもう一つ新しく出荷したものがあった。
それは「シソの穂」。
「シソの実」を収穫して売るのは稼働的に大変なので積極的には売らないことにしていたが、師範代の「つー助さん」から「穂を出荷してお客様自身が収穫するようにしたら」とのアドバイスを頂戴したので早速挑戦してみた。
店頭に並べた時、シソ独特の素晴らしい香りが周辺に漂い、その香りを味わっただけでも価値がありそうだった。
大きい束にし更に鮮度を保つために水に入れて「切花」のように立てて並べる工夫もしてみた。

並べている時に何人かのお客様にお奨めしたら「これはいいね」と言って買ってもらえた。


(シソの穂を刈り取った手前の部分は背丈低くなっている。左側に写っているのはバアチャン)

明日の出荷準備のため午後に電話で在庫を確認したら「どちらも既に完売になってますよ」との返事。
今日は様子見で数量的には遠慮気味だったが、明日からは本格的に出荷するつもりで準備に入った。
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