霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

最後のクラス会 エピローグ

2017-08-21 19:38:56 | 仲間

司会進行役を担ったM幹事長は、宴会の冒頭に、自ら作詞し動画ソフトを使って編集した
労作「年金時代」を、思い出の画像と併せてプロジェクターのスクリーンに映し出し、皆で
合唱した。

なかなかの傑作なので動画をそのままアップしたかったが、私の稚拙なスキルでは不可能だった
ので、「せめて歌詞だけでも」ということで紹介したい。


(宴会場で、日帰りの仲間も入って全員の記念写真)

「青春時代」の曲に乗せて歌った「年金時代」

卒業してから50年 気軽に話せと 言うけれど
これまで歩んだ歳月を 一度で話せる 訳はない
二高時代に 夢を抱き 社会に出てから 追い続け
楽あり苦ありの 人生で 年金暮らしの 仲間入り

身体はもはやあの頃の 盛りを過ぎて しまったよ
抜け毛や白髪は 当たり前 肥満に腰痛 物忘れ
年金時代が 夢なんて 現役時代の 甘い夢
年金時代の 楽しみは 老化防止に 医者通い

年金時代を 楽しもう 今宵は最後の クラス会
高校時代の想い出を 語って歌って 飲み明かそう


(翌朝の「いつくし園」の前で)

高校時代に二年間同じ教室で学んだ仲間達。
これが「最後の顔合わせとなる人も少なくない」と思うと感慨深いものがあった。

(追伸)
「クラス会参加の皆様へ」

M幹事長並びにS会計幹事とも相談のうえ、今回頂戴した会費の一部を同窓会に寄付することとし、
本日、先般の御礼を兼ねて、御世話になった及川晃行校長先生へお届け致しました。
アポなしの訪問で、校長先生は「打合わせ中」だったにも関わらず、約30分ほど時間を取って
頂き、私は門外漢の非礼も顧みず「教育談義(?)」をさせて頂きました。
「寡黙な数学教師」のクラスメイトとも思えない「口数の多い百姓」に校長先生は辟易とした
かもしれません。
コメント (2)
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最後のクラス会 最終章 感謝状と記念品

2017-08-20 09:10:31 | 仲間

今回のクラス会の実質的幹事長のM君とは事前に何度かメールや電話で打ち合わせをしていた。
その中でM君から「貴君のこれまでの尽力に対し感謝の気持ちを示す場を設けたい」との提案が
あった。

しかし、クラス会の主役は集まってくれた仲間であり「幹事は裏方に徹すべし」と考えていたので、
「気持ちだけ有難く頂戴するが、そのような場の設定はシラケルだけだから止めた方がいい」と
断っていた。
当然、そのための経費も予算計上しなかった。

にもかかわらずM君は幹事に名を連ねていた三沢市在住のK君と密かに準備をしていて、私は開催日
直前にそのことを知らされた。



そんな経緯があって宴会場でK君の作成したオリジナリティ豊かな感謝状と立派な装幀の夫婦箸を
頂戴することになり恐縮してしまった。




(箸にはそれぞれの名前が刻まれていた)

K君は自ら経営する工房で個々人の名前入りのストラップを作成し参加者にプレゼントしたことが
過去にも有ったが、今回も校章と卒業時の顔写真入りのマグカップを全員に贈ってくれた。



かなりの稼働を要したと思われるが「ボランティアのつもり」と謙遜して謝礼を拒否するK君の配慮に
クラスメイトを代表して改めて感謝申し上げたい。
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最後のクラス会 その六 移動中の車中で 

2017-08-20 05:13:59 | 仲間

母校を出て「いつくし園」に向かう車にTさんも同乗することになった。
退職後にご主人とナス作りに挑戦し、生き生きと忙しい毎日を送っていることは、これまでの
クラス会で何度も聞いていた。

しかし、車中で「最初は面白くて夢中になって働いていたが、最近になって食事の用意や部屋の
掃除、孫の世話等に十分に手が届かないことがストレスになっている」と述懐するのを聞いて
少なからず驚いた。

我が生産部長も数年前から同じストレスを抱えていて、私は「妻固有のもの」と受け止めていたが、
Tさんの話しを聞いて「農家の主婦の普遍的な問題」と認識を改める契機となりそうだ。



カラオケを歌う二人は共に千葉県在住。
Sさんはコンピニ経営20年以上のキャリアを誇る。
Oさんは、山で知り合ったご主人と「日本の百名山」全部を踏破し「今は家庭菜園に夢中」とのと。

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仙台育英、劇的逆転サヨナラ

2017-08-19 20:02:31 | 仲間

「野球は筋書きのないドラマ」とも言われているが、こんなドラマが最終回に
待っているとは予想だにしなかった。

相手は優勝候補筆頭の大阪桐蔭。
一般的に考えれば「勝てる相手」ではない。

しかし、佐々木監督率いる仙台育英も並のチームではない。
試合前、佐々木監督が「一点勝負に持っていけたら・・・」とコメントしていたという。
その目論見通りの試合展開になっていたので「この試合は必ず勝てる」と信じて応援していた。


(強打の桐蔭を1点に抑えた長谷川投手。ネットから借用)

1点をリードされた9回裏、3,4番が倒れ二死ランナー無しとなっても逆転を信じて疑わなかった。
しかし、ツーアウト1塁、2塁で次打者が遊ゴロを打ち送球を一塁手が捕球した時点では、さすがに
「終わった」と思わざるを得なかった。
だが、そこには予想もしないドラマが待っていた。

ベースを踏み違えた桐蔭の一塁手には気の毒だが「神の見えざる手」が動いたとしか言いようがない
ドラマの演出だった。
決勝点を叩き出したはずのヒーローに最後に「落とし穴」が待っていたのだった。

今日のミスは「一生の悔い」として引きずるかもしれないが、春夏連覇してテングになるよりもずっと
大きな「人生の教訓」になるはずなので「前向きに受け止めて欲しい」と願っている。


(逆転サヨナラに湧く育英ナイン。ネットから借用)

一方、サヨナラ打を放った育英の馬目に佐々木監督は9回裏の攻撃開始前に「必ずお前まで回るは
ずだからドラマのヒーローになれ」と動機付けしていたという。
「(名手)西巻の影になって日の目を見ていない選手がドラマの主人公になったのが一番嬉しい」と
佐々木監督は試合後のインタビューで答えていた。

試合終了後すぐに東京の息子から「凄いね」と電話があったが、感動で胸が震えていて言葉が出な
かった。

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最後のクラス会 その五 寡黙な数学教師 その二

2017-08-18 21:08:04 | 仲間

授業中に質問が出た。
「必要な計算は電卓がこなしてくれるので、数学は実生活で殆ど役に立たないのではないか。」と。

S君は「数学によって論理的な考え方を学ぶことができるのではないか」と答えていたが、実は、私は
質問が出る前から「この数学的思考は実生活で頻繁に活用されている」と強い関心を持ちながら聞いて
いた。


(70歳目前の生徒達は高校時代以上に熱心に授業を受けていた)

数列から論理的に法則性を見出すのは、実生活で頻繁に行われている「現状把握⇒問題点抽出⇒対策」と
酷似していた。
「50年振りの数学の授業」は私にとって単なる懐古趣味ではなく大変有益な授業となった。

寡黙な数学教師は、数学の面白みを理解して貰うために最後にオチを用意していた。

184+184+184+184+184+184=1104
「イヤヨを6回繰り返すとイイワヨになる」

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