安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
「年寄りの冷や水」と揶揄されている私のバドミントンには、常に四人の「敵」がつきまとう。
相手ペア二人は当然として、味方であるはずの相方も、しばしば牙をむいて私のお粗末なプレーをなじる
「強敵」となる。
そして、「一番の難敵」となっているのが、生産部長の奥方様。
「この忙しいのに、みんな私に任せて遊びに行くのつもりなの」と手厳しく指摘し、練習を断念させる
ことも少なくない。
特に、明るい内にスタートする土曜日の練習は、「絶対ダメ」と宣言されることが多い。
それでも、今は農閑期。
今日は「四時からの練習を一時間で終え、帰ってから仕事を再開する」という条件付きで、ようやく「許し」
を得ることが出来た。
そして、基礎練習と三ゲーム、しかも「気合を入れて三連勝」し、意気揚々と帰宅後、夕食の準備が整う
七時半まで「薪割り」に精を出した。
畑の土の中に埋めていた大根は、残念ながら、洗っても肌の汚れが取れない「見映えの悪い大根」
になっていた。
それでも、皮を剥ぐと中はみずみずしく、味噌汁の具にしたら大根独特の旨味のある汁となっていて、
生産部長が「感動的美味しさ」と自画自賛するぐらいだった。
しかし、産直にそのまま出しても売れないことから、「堀りたてのみずみずしい大根」と大きく書いた
POPでアピールしたら、好調な売行きだった。
意外にも「見映えよりも中身を重視するお客様」が多かった。
写真は、今日収獲した赤蕪と白蕪。
白蕪は凍傷で廃棄するのが多かったが、赤蕪は「1月の土寄せ」という奇策が功を奏し、今回も5籠分を
収獲することが出来た。
畑には未だ残っているが、少しでも新鮮な状態で出荷出来るよう、小刻みに収獲している。
昨年、生産部長が初めて長芋作りに挑戦した。
あまり期待をしていなかったこともあって、秋に収穫しないまま年を越していた。
ようやく畑の雪も消えたことから、バックホーを使って掘り起こしてみた。
とても豊作と言えるような出来栄えではないが、我が家のこれまでの実績からすると、
「立派なもの」だった。
「山かけ蕎麦」や「山かけうどん」、それに昔ながらの「とろろご飯」も楽しめそうだ。
昨年秋の大根は豊作で、倉庫に入り切れない分は、畑の土の中に埋めて保管している。
倉庫の大根を使い切ったことから、畑の大根を掘り起こそうと思ったが、土中深く埋めてあるので、
後山に出張中のバックホーに一旦戻って貰うことにした。
大根を、土中で保管するのは初めての挑戦だったので、どんな状態になっているか早く知りたところ
だが、残念ながら、雨続きの天気で「順延のまま」となっている。
午後になって雨が降り出すなどして、急に春めいてきた。
毎日出荷しているホウレンソウは、低下傾向を辿る相場価格に連動させながら販売しているが、
少なくとも、昨日までは順調に推移していた。
しかし、今日は、スーパー等で「激安販売」をしている影響もあって、動きが極めて鈍かった。
今の景気を考えれば、お客様が「質よりも価格」となるのは、止むを得ないことかもしれない。
三号ハウスのホウレンソウは雑草に負けずに立派に生長し、これから収獲の本番を迎える。
希望的観測かもしれないが、今日の販売不振が「特異日」と祈るしかない。