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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



全日本総合バスケットボール選手権大会
準々決勝:日立 76対55 リンク栃木
2009/1/4 代々木第一体育館

日立の五十嵐と栃木の田臥のマッチアップは、今シーズンの日本バスケットボール界の一番の話題である。しかし、思うような結果にならないのがバスケットボールの難しいところだ。

試合は、第1ピリオドこそ17対15と栃木が2点リードしていたが、第2ピリオドに日立が逆転すると、徐々に点差が開き、結局76対55の21点差で日立が勝った。

注目の2人のうち、五十嵐は、そのスピードを生かしたドリブル、ペネトレイトなどでスタンドを沸かせる場面があったが、田臥の方はまったくいいところがなかった。

もっとも目立ったのは、日立の竹内だった。2m05cmの長身ながら、3点シュートを決め、華麗なステップでゴール下に侵入し得点を奪う。特に、第2ピリオドに日立がリードを広げたのは、竹内の活躍によるところが大きかった。コート上に、両チーム1人づついる外国籍選手よりも、高さ、スピード、テクニックで上回っていて、なんとも頼もしい限りだった。

一方の栃木では、フォワード川村の、派手目で攻撃的なプレーぶりが観客の目を引き付けた。もう少し安定感があるといいのだが、その不安定感というかムラッけのようなところも魅力ではある。

勝負の行方は、早々に見えてしまった試合だった。しかし、局面局面で、個々の選手のキャラクターが発揮された面白い試合だった。自分の得意なプレーを披露しようとする姿勢が随所に感じられた。

この日のコートサイドとアリーナ席のチケットは、前売りで完売していた。だから、自由席のスタンドも満員になるのではと思っていたが、それほどのことはなかった。代々木第一体育館のスタンド1階席は、7割ほど埋まっていたが、2階席はガラガラだった。

10年前、能代工業が9冠目を達成したときに東京体育館を約1万人の観客で満員にした田臥だったが、さすがにそこまでのパワーはなかったようだ。



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全日本総合バスケットボール選手権大会
準々決勝:富士通 77対76 日本航空
2009/1/4 代々木第一体育館

中断しているWリーグの2008年12月14日時点の成績で、3位の富士通(13勝9敗)と5位の日本航空(10勝12敗)の対戦は、準々決勝4試合のなかでは、もっとも力が接近している試合だった。

しかし、第1ピリオドで、矢野、船引(ま)、中畑がコンスタントに得点を重ね、富士通が23対8と大きくリードしてしまう。日本航空はスピードにのった攻めを仕掛けるも、気負いすぎてシュートがまったく決まらない。大会4連覇を狙う富士通の楽勝かと思ったが、日本航空のスピードが第2ピリオドから効果を発揮し始めた。

第2ピリオドから、日本航空はディフェンスをゾーンに切り替え、オフェンスではポスト使ったスクリーンプレーを執拗に繰り返す。すると、矢代、岩村、山田、高橋らのシュートが決まりだし、第3ピリオド終了時には、61対60と逆転してしまった。

3年前に、薮内(夏)を中心にしたチームで優勝を経験している日本航空だが、残っている選手で、この試合に出場していたのは岩村と矢代のみ。しかし、当時のヘッドコーチで、今は技術顧問になっているイム・ヨンボ氏が目指すバスケットボールは、しっかり根付いていた。

個々の選手の能力が必ずしも高くない日本航空が勝ち上がるためには、徹底的にコンビネーションを高めていく。それが、ゾーンディフェンスであり、オフェンスで執拗に繰り返されたスクリーンプレーだった。

第4ピリオド残り5分で、70対66と日本航空がリード。流れは、明らかに日本航空にあった。しかし、その流れを、富士通のキャプテン、三谷が断ち切った。終盤、3点シュートを2本連続決め、その間にオフェンスリバウンドを奪い、最後は蒲谷の3点シュートを誘発した。

最後は富士通に女王の貫録をみせつけられた日本航空だったが、この試合の経験は、今後に大きなプラスになることだろう。今は、富士通のアシスタントコーチを務めている薮内(夏)は、後輩たちの健闘をどう見ていたのだろうか。



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筋肉バトル!! スポーツマンNo1決定戦XXXⅧ
2009/1/3 TBSテレビ


恒例となった新春特番「最強の男は誰だ!筋肉バトル!! スポーツマンNo1決定戦XXXⅧ」を見た。18回目ということは、もう18年も続いているのか。面白い企画だとは思うが、マンネリ感は否めない。

特に今年は、参加したアスリートの顔ぶれが地味だったような気がした。北京オリンピックで活躍した日本人アスリートは、レスリングで銀メダルをとった松永だけ。そもそもプロレスラーが4人も出演していること自体、思うようなキャスティングができなかった証拠ではないか。1日で5、6種目にチャレンジしなくてはならず、出場するからには、それなりの結果を出さなければならない。メジャーな選手にとっては、おいしくない仕事だろう。

顔ぶれが地味だった以上に、参加者のパフォーマンスに対する驚きも少なかった。レギュラーメンバーの池谷や芸人ワッキーの活躍は素晴らしいが、どうにも競争相手が弱すぎた。右膝にテーピングをしながら、どうにか出場しているハンドボールの宮崎に連覇をゆるしてしまうのだから、レベルが低かったと言われても仕方がないだろう。

また、シドニー、アテネと夏季オリンピックの後には、オリンピックの会場近くで、オリンピック出場選手によるモンスターボックスを実施していたが、さすがに規制厳しい北京では、できなかったようだ。

トップアスリートの新たな魅力を引き出してきた「筋肉バトル!! スポーツマンNo1決定戦」だが、番組が始まったころと比べて、トップアスリートを取り巻く環境が大きく変わってきている。テレビ番組としてそろそろ潮時なのかもしれない。



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