0-2で敗戦。
内容は良くなくとも、結果を出した前節。それを受け、一層気を引き締めなければならなかったはずの今節でしたが・・・。
「この1週間、なにをしていたのか?」
言いたくないですが、そう言わざるを得ない敗戦でした。
中断明けで、リーグ戦のリズムというものに対応しきれていないという面、あるいは最近の猛暑の影響などもあったのかもしれませんが・・・それでも、きちんとやらなければならないのがプロだろ?と。
しかも、ホーム戦。3427人と、W杯効果ってナニ?という「いつもどおり」の動員ではありましたが・・・それでも、暑い中集まったファン・サポーターの期待に応えなければならないのがプロだろ?と。
リーグ戦における継続性というものを発揮できるかが問われた今節でしたが・・・悪い意味での継続性だけが押し出された、前半戦の不調を象徴するかのような、苦い敗戦となってしまいました。
今年いちばんの暑さが続くここ数日ではありましたが、ナイトゲームということ、先の京都戦のように湿度が高くはなかったことで、ピッチコンディション的にはそれほど悪くはない中での試合でした。
前半は、一進一退といった攻防が続きました。相手の攻撃にはきちんと寄せているし、動きが悪いという印象も無し。ただ、だからこその物足りなさがありました。格上の相手に押し込まれて見るからにきつそうな展開というものもあったなかで、今節の熊本に関しては、それほどまでには実力差を感じなかっただけに。
それでなくても、前節は前半の低調ぶりから失点し、危機に瀕した。ならばこそ、その反省を踏まえてのプレーが求められたのですが・・・。集中していた守備はともかく、攻撃がなっていませんでした。攻め込みもした、ミドルからもシュートを放った。しかし、相手に脅威を与えるほどの攻めというものが、どうにも出来ていませんでした。攻撃は最大の防御とは言いますが、相手にとって「それなりに対応していけばどうにかなる」というレベルでしかなかったというか・・・。
そんななか、前半40分。
左サイド、川崎が抜かれて、「あ、やばい」と直感的に思った次の瞬間。ゴール前に詰めたカレン・ロバートに決められ、前節同様に、してはいけない時間の失点を喫してしまいました。数日前に入団が発表されてから、いきなりのスタメンで、いきなり結果を出すという・・・。ある意味、最も決めさせてはならない選手に決められてしまった格好となってしまいました。今季これまでも、初出場選手だの期待の若手だのに決められてしまった失点が多々ありましたが・・・今回も、相手を勢いづかせるかませ犬となってしまった格好。また、繰り返してしまいました。
0-1で折り返しというのは前節と同じ、ならば今節も逆転だ!
・・・と、期待はしたものの、正直、キツイとも感じていました。なぜなら、いくらかマシだったとはいえ、「そこでなぜシュートにいかない?」という攻撃だとか、してはいけない時間の失点までも前節と同じだったから。それはとりもなおさず、前節の反省が活かせていないことにほかなりませんでした。
それでも、前節同様というなら、早い段階で追いつくことさえ出来れば・・・そう思っていました。前節がオウンゴールであったように、不確定要素でもなんでも、とにかく得点できたなら・・・。
しかし。
61分に意外なかたちで得点したのは、熊本のほうでした。MF平木良樹に「枠に飛ばすイメージはあったが狙ってはいなかった。入るとは思っていなかった」というFKを直接決められ、追加点を許してしまうことに。3点獲らないと勝てないという状況は、あまりに重くのしかかりました。
その後、舩津、ヒデ、敬介を投入し、なんとか巻き返しをはかりましたが・・・前節同様、試合終盤に怒濤の攻めを見せるものの、ゴールを奪うことは出来ず。相手GK、南の好守に阻まれる、バーに嫌われることもたびたび。相手の9本を上回る18本のシュートを放ちながら無得点でした。いや、それも相手が逃げ切りをはかるために引き気味だったところにパワープレイをしかけたからということであって、それが本来の攻撃力であったかどうかもあやしいところではありますが。それに・・・いうなれば、それほどしてでも得点できなかったということ。1点獲れればまだ流れも変わったかもしれなかったところで、無得点に終わってしまったという結果の重さ。そして、リーグワースト・12敗目の重さといったら・・・。
試合後、花火が打ち上げられましたが・・・まったく嬉しくありませんでしたし、勝てば美しかったはずの感慨も湧きませんでした。祝砲ではなく、粛砲というか。
「再開されたリーグ戦は折り返し地点。次がある、次もホームだし、今度こそ勝て!」
そう言いたいのはやまやまですが・・・前節からの反省が活かされないままに完敗を喫した今節を見るに、正直、不安にもなります。
もちろん、諦めたくなんてありませんし、信じることをやめたりはしません。ですが、だからこそ、結果を残してくれ、と。そりゃ、負ける試合もあるでしょうが、それでも、力の限り戦った末の敗戦であってくれ、と。今節のような、反省が活かされない敗戦なんて願い下げだよ、と。
他のチームのほとんどが新戦力のテコ入れを図る中で、カターレはと言えば、新加入選手無し。テコ入れさえすれば戦力が上がるとは言い切れないものの、実際、加入後初出場・初得点だったカレン・ロバートという事例もあったりするわけで。
現存戦力のままでいくことの善し悪しというものはあるでしょうが・・・それもこれも、選手たちが全力でプレーし、結果を出していくことが前提としてあるのも確か。そこに、言い訳など一切通用しません。
試合後、監督は「浮上のためになにが必要か?」という問いに「日々の鍛錬、努力をコツコツと重ねる。一気にうまくなるわけはないので、それ以外の妙薬はない」と応えていますが・・・。確かに、一気にうまくなることはないのでしょう。地道に努力を続けていくほか無いのでしょう。ただ、同じ失敗をいつまでも繰り返しているようでは、進歩がないと言わざるをえません。
次もまた、ホーム戦。期待したいことは、至ってシンプルです。
同じ失敗を繰り返さない。そして、勝利という結果を残す。
次の試合までの約1週間を、猛省とともに、不退転の覚悟で結果を出す努力をしてほしい。願うのは、それだけです。
内容は良くなくとも、結果を出した前節。それを受け、一層気を引き締めなければならなかったはずの今節でしたが・・・。
「この1週間、なにをしていたのか?」
言いたくないですが、そう言わざるを得ない敗戦でした。
中断明けで、リーグ戦のリズムというものに対応しきれていないという面、あるいは最近の猛暑の影響などもあったのかもしれませんが・・・それでも、きちんとやらなければならないのがプロだろ?と。
しかも、ホーム戦。3427人と、W杯効果ってナニ?という「いつもどおり」の動員ではありましたが・・・それでも、暑い中集まったファン・サポーターの期待に応えなければならないのがプロだろ?と。
リーグ戦における継続性というものを発揮できるかが問われた今節でしたが・・・悪い意味での継続性だけが押し出された、前半戦の不調を象徴するかのような、苦い敗戦となってしまいました。
今年いちばんの暑さが続くここ数日ではありましたが、ナイトゲームということ、先の京都戦のように湿度が高くはなかったことで、ピッチコンディション的にはそれほど悪くはない中での試合でした。
前半は、一進一退といった攻防が続きました。相手の攻撃にはきちんと寄せているし、動きが悪いという印象も無し。ただ、だからこその物足りなさがありました。格上の相手に押し込まれて見るからにきつそうな展開というものもあったなかで、今節の熊本に関しては、それほどまでには実力差を感じなかっただけに。
それでなくても、前節は前半の低調ぶりから失点し、危機に瀕した。ならばこそ、その反省を踏まえてのプレーが求められたのですが・・・。集中していた守備はともかく、攻撃がなっていませんでした。攻め込みもした、ミドルからもシュートを放った。しかし、相手に脅威を与えるほどの攻めというものが、どうにも出来ていませんでした。攻撃は最大の防御とは言いますが、相手にとって「それなりに対応していけばどうにかなる」というレベルでしかなかったというか・・・。
そんななか、前半40分。
左サイド、川崎が抜かれて、「あ、やばい」と直感的に思った次の瞬間。ゴール前に詰めたカレン・ロバートに決められ、前節同様に、してはいけない時間の失点を喫してしまいました。数日前に入団が発表されてから、いきなりのスタメンで、いきなり結果を出すという・・・。ある意味、最も決めさせてはならない選手に決められてしまった格好となってしまいました。今季これまでも、初出場選手だの期待の若手だのに決められてしまった失点が多々ありましたが・・・今回も、相手を勢いづかせるかませ犬となってしまった格好。また、繰り返してしまいました。
0-1で折り返しというのは前節と同じ、ならば今節も逆転だ!
・・・と、期待はしたものの、正直、キツイとも感じていました。なぜなら、いくらかマシだったとはいえ、「そこでなぜシュートにいかない?」という攻撃だとか、してはいけない時間の失点までも前節と同じだったから。それはとりもなおさず、前節の反省が活かせていないことにほかなりませんでした。
それでも、前節同様というなら、早い段階で追いつくことさえ出来れば・・・そう思っていました。前節がオウンゴールであったように、不確定要素でもなんでも、とにかく得点できたなら・・・。
しかし。
61分に意外なかたちで得点したのは、熊本のほうでした。MF平木良樹に「枠に飛ばすイメージはあったが狙ってはいなかった。入るとは思っていなかった」というFKを直接決められ、追加点を許してしまうことに。3点獲らないと勝てないという状況は、あまりに重くのしかかりました。
その後、舩津、ヒデ、敬介を投入し、なんとか巻き返しをはかりましたが・・・前節同様、試合終盤に怒濤の攻めを見せるものの、ゴールを奪うことは出来ず。相手GK、南の好守に阻まれる、バーに嫌われることもたびたび。相手の9本を上回る18本のシュートを放ちながら無得点でした。いや、それも相手が逃げ切りをはかるために引き気味だったところにパワープレイをしかけたからということであって、それが本来の攻撃力であったかどうかもあやしいところではありますが。それに・・・いうなれば、それほどしてでも得点できなかったということ。1点獲れればまだ流れも変わったかもしれなかったところで、無得点に終わってしまったという結果の重さ。そして、リーグワースト・12敗目の重さといったら・・・。
試合後、花火が打ち上げられましたが・・・まったく嬉しくありませんでしたし、勝てば美しかったはずの感慨も湧きませんでした。祝砲ではなく、粛砲というか。
「再開されたリーグ戦は折り返し地点。次がある、次もホームだし、今度こそ勝て!」
そう言いたいのはやまやまですが・・・前節からの反省が活かされないままに完敗を喫した今節を見るに、正直、不安にもなります。
もちろん、諦めたくなんてありませんし、信じることをやめたりはしません。ですが、だからこそ、結果を残してくれ、と。そりゃ、負ける試合もあるでしょうが、それでも、力の限り戦った末の敗戦であってくれ、と。今節のような、反省が活かされない敗戦なんて願い下げだよ、と。
他のチームのほとんどが新戦力のテコ入れを図る中で、カターレはと言えば、新加入選手無し。テコ入れさえすれば戦力が上がるとは言い切れないものの、実際、加入後初出場・初得点だったカレン・ロバートという事例もあったりするわけで。
現存戦力のままでいくことの善し悪しというものはあるでしょうが・・・それもこれも、選手たちが全力でプレーし、結果を出していくことが前提としてあるのも確か。そこに、言い訳など一切通用しません。
試合後、監督は「浮上のためになにが必要か?」という問いに「日々の鍛錬、努力をコツコツと重ねる。一気にうまくなるわけはないので、それ以外の妙薬はない」と応えていますが・・・。確かに、一気にうまくなることはないのでしょう。地道に努力を続けていくほか無いのでしょう。ただ、同じ失敗をいつまでも繰り返しているようでは、進歩がないと言わざるをえません。
次もまた、ホーム戦。期待したいことは、至ってシンプルです。
同じ失敗を繰り返さない。そして、勝利という結果を残す。
次の試合までの約1週間を、猛省とともに、不退転の覚悟で結果を出す努力をしてほしい。願うのは、それだけです。