行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】示せなかった力。ホーム開幕戦を飾れず  栃木SC戦

2011-04-24 23:59:59 | カターレ富山
1-3で敗戦。
冷たい雨の中でのナイトゲームという悪条件により、せっかくの待ちに待ったホーム開幕戦だというのに、2849人にとどまった観客数は物足りないものでした。
しかし、だからこそ、そんな条件の中にあっても集まったファン・サポーターの前で勝利を挙げなければならなかったのですが・・・。
結果は、3失点の完敗。それも、気をつけなければならないとわかっていたはずのセットプレー、そしてメンタルの弱さによってのものだっただけに、ショックは小さくありません。
またしても、ホーム戦で勝てませんでした。
思えば、この中断期間は「自分に出来ることはなにか?」と問い続けてきた期間でもあったはず。そしてそれは、全力で取り組むサッカーを通じて笑顔を届けることに通じていたはず。
残念ながら、それを実現するだけの力を示せませんでした。
また、ホーム戦で負けました。
もちろん、勝てないからと言って簡単に見放すなどということはしません。
ですが、だからこそ。
だからこそ、勝って見せてくれ、と。信じる気持ちに、結果で応えてくれ・・・そう願うばかりです。
雨によって難しいピッチコンディションだったことは、誰が見ても明らかでした。ですが、いささか神経質になっていた気もします。
もちろん栃木もこちらの戦術を研究してきたからという面もあるでしょうが、それ以上に、こちらがあまりうまく立ち回れていないような印象でした。どのチームにも当てはまるとは限らないとはいえ、それでも、横浜FCや新潟に対しては、きちんと機能していた前線からのプレス。そんな良い形が、雨の影響があったにせよ、うまい具合に効いていなかったように思います。

それでも、チャンスは作りました。CKにしても、前半だけで6本とか。しかし、それを得点に結びつけるには至らず。
逆に、セットプレーから失点してしまうことに。
40分、 水沼 宏太に混戦を押し込まれ、先制点を許してしまいました。ボールの一部でもラインにかかっていたら入っていないだろ!という微妙な判定ではあったものの、抗議は認められず。
そしてそのわずか2分後、どうにもふわふわした雰囲気の中でFKを与えてしまうと、それを直接ぶち込まれてしまい、追加点。落ち着いて呼吸を整える前に蹴られ、与えてはいけない点を与えてしまった格好になってしまいました。

前半のうちから2点のリードを許してしまうという、苦しすぎる展開。どうにもこうにも、去年の悪いときの失点パターンじゃないかと。気をつけなければならないとわかっていたはずのセットプレーでやられ、さらに気持ちの整理がつかないところで失点とか。
チームは、生まれ変わったんじゃなかったのか?身を切る思いで大量の選手入れ替えをおこなったのは、なんのためだ?悪いパターンを引き継ぐためなんかじゃ、断じてないはずだろう?
「セットプレーの失点は忘れて、しっかりと集中して守ろう」という意識までもがメンタルの弱さによって鈍ってしまったのか、59分、スルーパスから廣瀬 浩二に決められてしまい、決定的な3点目。
やはり、何度見ても相手の得点で喜ぶ様を見せつけられるのは、つらいものです。

それでも。去年と全く同じではありませんでした。
3点を追う展開で投入されたヨンドクとリョーガ。ふたりが頑張りました。ゴール前、ヨンドクが倒されてPKだろ!という場面を流されたのはショックでもありましたが、言い方を変えれば、それだけ向かっていく意志を見せていたということ。そしてその意志をさらに明確に示していたのがリョーガ。積極的にサイドをえぐり、幾度も攻撃の形を組み上げる姿に感銘を受けました。
そんななかで、72分。黒部が2試合連続となるゴールを挙げ、一矢報いました。
遅きに失したと言う無かれ。あるいは去年ならそのまま零封負けというなかにあって挙げた得点は、勝利につながらなかったとはいえ、軽んじて良いものでもありません。

「自分の未熟さを感じた」とは、キャプテン足助のコメント。未熟なのは、チームとしての完成度そのものでもあるでしょう。
ただ、それならば。
その悔しさを乗り越え、勝利へとつなげるために。
未熟さも、受け入れよう。そして、乗り越えよう。
この敗戦が、糧となることを切に望みます。
そして、今度こそ、ファン・サポーターに笑顔を届けてほしいです。